逮捕!とか、入院とか。


まだまだこれから。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!

携帯電話が鳴った。
末尾は4桁は「0110」。
知らない番号だ。

出てみた。

 「こちら○○警察の者ですが…」

イタズラだと思った。
直感的に野球仲間やテニスナビの吉川代表の顔が浮かんだ。(ゴメン)

 「なんでしょう?」

 「昨年、車の盗難届け出されてますよね。
  窃盗犯が捕まりまして、あなたの車のナンバーが出てきました」

本当の警察だった。

  「車は無いのですが、積載品を大量に押収しまして、
   Maltさんのものがあるか、写真を確認して欲しいのです」

  「いつ、どこに行けば良いですか?」

  「なるべく早くお願いしたいんですが」

  「今週はすべて埋まっていて、無理です」

とにかく早く処理したいらしく、こっちに来てくれるらしい。

しかし、これだけ日が経ってから捕まるとは思わなんだ。
車は無いってのは、やはり車両は不正輸出されたのだろうか。
ちなみに盗まれた車の所有権は、盗難保険を払い出してくれた
保険会社に移っているはずなので、出て来ても自分の手元には戻らない。

車内の積載品はキレイに降ろして輸出するのかな。

ルアーと工具が戻ってきたらラッキーだ。
あと、サングラスとライフジャケットも戻って来て欲しい。
確認するのがちょっと楽しみだ。

話は変わって、実はずっと体調不良である。
理由は分からないが、しばしば血尿が出ていたりした。

家族にポロッと漏らしたら、
「早く病院に行くべし」と矢のような催促も、
なかなか時間が取れず、数週間経ってようやく受診。

いつもお世話になっているクリニックで
エコー(超音波)やレントゲンを取ってもらう。

診察室に呼ばれ、診断を聞く。

  「ウ~ン、ちょっと良くないねぇ。
   右の腎臓に石があるよ。
   しかもこのサイズは自然に落ちてこない」

  「どうしましょ?」

  「以前、手術した左腎臓は機能が落ちているから、
   正常な右腎にトラブルが起きるとマズいよ。
   準救急だね。至急、専門クリニックへ行きなさい」

  「どうなるんですかね?」

  「おそらく体外衝撃波で石を破砕することになる」

  「10月にマラソンがあるんですけど、大丈夫ですか?」

  「運動は何ヶ月かやめたほうがいいね」

マラソンは欠場としても、それでは仕事が出来ない。
さすがに、「しばらく運動できません」とは言えないし、
こりゃ、テニス界から消えるしかないかと覚悟を決めた。

次の日、専門病院へ。
散々待って、ようやく診察。

  「あれ?Maltさん、私覚えてます?」

  「えっ?」

  「大学病院に入院されていたとき、担当してたんですが」

  「そういえば、そのお顔に見覚えが」

不思議な偶然である。

  「先生、ボクどうなりますか?」

  「石、割っちゃいましょう」

  「日帰りでいいですか?」

  「さすがにそれは無理。
   これも手術ですから、一泊してってください」

  「今日から何か制限ありますか?運動ダメとか」

  「運動・・・ウ~ン、無理しなければ」

ということで、ひとまず最悪の事態は回避。
とにかく一泊入院で、石を割ってくることにした。

しかし、たかだか1cmちょっとの石を割るのに十数万円とはねぇ。
ホント、こんなことにお金使うのは勿体無いが、まあ仕方ない。
一晩でケリがつくだけ良いとしよう。

ところで、この手術、リスクあるのかな?
週明け、出社しなかったら、
何か想定外の事態が起きたと思ってください。
う~、ちょっと怖い。

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