バブルへGO! なる映画が公開されるようです。
製作は、「私をスキーに連れてって」「彼女が水着に着替えたら」
「波の数だけ抱きしめて」のトレンディー(死語)3部作で
一世を風靡した、ホイチョイプロダクションのようです。
バブル時代の話なんて、TVドラマで済みそうなものを
わざわざ映画にするあたりは、ホイチョイ未だ健在ってところでしょうか。
ちなみに私の年代はバリバリのバブル世代。
そりゃあもう、世の中すべてが浮かれまくっていましたっけ。
こんなワタクシですから、さぞやヘラヘラと
浮かれていたかと思いきや、さにあらず。
今での人生で一番の貧乏生活を送っておりました。
大学を卒業後、現在は東証一部上場の
某大手スポーツクラブチェーンに入社。
(当時は非上場)
フィットネスクラブのマネージャーとして、
レオタードのお姉さんたちに囲まれ、
なんて良い仕事に就いたのだろうと思ったのは一週間ほど。
テニスセクションに携われなくてストレスは溜まるばかり。
結局、1年も持たずに退職。
その後、学生時代にアルバイトをさせてもらっていた
スクールのヘッドコーチをたよって、テニスコーチに。
税込み・交通費込み年収180万円の貧乏コーチの出来上がり。
まさにその頃、世はバブル最高潮。
証券会社に入った友人などは、話すことすべてが超強気。
「コイツ、数年後には世界を征服するんじゃないか」と思ったくらい。
雑誌の求人広告をを見れば、
「携帯電話とVOLVOを営業ツールとして支給!」とか。
単なる酒販会社の営業なのに。
何ともスゴイ時代です。
対して、まったく実績もお金も無い、駆け出しのコーチのワタクシは、
浮かれる世間をよそに、知り合いのコーチを頼り、練習をつけてもらい、
ガソリン代が勿体無いのと、トレーニング代わりに自転車で通勤し、
試合に出るエントリーフィーや交通費を捻出するのもやっとという始末。
テニスウェアも当時の彼女に買ってもらったことも。
とにかく貧乏でした。
でも、好きなテニスが出来るだけで満足だったような。
そんなわけで、バブル世代ながら、まったくバブリーな体験が無いばかりか、
貧乏なトラウマだけが残っている、まさに時代に取り残されたワタクシです。
ってことで、まったく興味の無い時代というか、
思い出したくない時代の映画でもあります。
だったら、書くなってか?
コメント