さて続きである。
夕方、「Ken’s千葉」でテニスをした。
昼に柳さんが言っていた事はほとんど忘れていたのだが、
なんと、現れました。柳さん。
しかも、「見に行くね」とおっしゃったのに、
コートに下りてきたその手にはラケットとタオルが・・・(やる気だよ。)
早速、柳さんに入っていただいてダブルスをすることに。
実はボクは柳さんのプレーを見たことが無い。
テニス誌の写真では見たことがあるが・・・
もちろん数々の輝かしい戦歴から、
「すごかったんだろうな」ということは分かる。
それがプレイのイメージに直結はしない。
雲の上の存在とはそう言うものである。
「スゴイボールを打つぞ」ということは聞いていた。
でも「今でもすごく足が速い。」とは聞いていない。
どれぐらいでプレイすべきかが分からない。
(大変失礼な話だがそう思った。)
かくして試合が始まった。
柳さんは相手ペアである。
1ポイント目、パートナー(ウチの社長である。これまた相当強い)が、
大きな切れ角のスライスサーブを完璧なコースに打ち込んだ。
「エースだな」と思った。
が、柳さんから返って来たのは、すごいスピードのレシーブだった。
しかも、フラットで足元に。
びっくりした。
その後もフラットでガンガンに打ち込んでくる。
ボレーの当りも厚いもんだから、ボールが速い。
びっくりしたまま試合が終わった。
時間切れだったので、スコアは別として 久しぶりに刺激を受けた。
今までも、全日本クラスの人達と試合をしたことはあったが、
いろんな意味でチョット違った。
やっぱ、トッププレイヤーだった人は違うのかな。
「どれぐらい動けんだろ?」なんて一瞬でも考えてスミマセン。
その後、ロビーで世界のテニスについて、
色々な話を聞かせていただいた。
(次はフレンチオープンの解説でパリだそうです。
皆さんWOWWOW見てください。)
ふと柳さんのラケットが目に入ったので、
「見せてください」というと、「どうぞ」とのこと。
フィリポーシスが使っている相当ハードなモデルだった。
しかもシールを見ると、ナチュラルガットを80ポンドで張ってある。
(またまたビックリ! ちなみにボクは43ポンド・・・)
「最近のラケットは飛びすぎて使えないよ」だそうである。
「また明日も学生と練習だ」と言われて宿に戻っていかれた。
色々な刺激とパワーをいただいた1日であった。
こういう(テニスの)仕事をしていると、
テニスを始めた頃に雑誌やTVで見ていたような方に
お会いしたりする機会が増えてくる。
お会いすると色んな意味でパワーのある方が多く
自分も元気になったりする。
「誰々に会った」
「誰々とテニスをした」
なんてこと、田舎でテニスを始めた頃は夢にも思わなかった・・・
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