まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!
NEOインドアテニススクール西新井で打ち合せ。
ロビーにこんなものが。
いよいよ今日行われる第25回レック事業所対抗戦の応援旗だ。
連覇の文字の周りをスタッフ、お客様のメッセージが囲む。
昨年も各校、応援旗を持ってきていた。
色んな思いを背負って戦うメンバーも心強いことだろう。
今年はどこが優勝するのだろう。
最多優勝回数を誇る西新井校が連覇か。
はたまた若手台頭著しいあそこか。
ワタクシ、観戦に一所懸命になり写真を撮り忘れる夢をみて
起きたら、心臓がバクバクいっていた。
いずれにしても熱い闘いになることは間違いない。
決戦は今日9時、レックインドアテニススクール上石神井である。
さて、インプレである。
個人的には期待大の機種ながら、
試打の優先権は現場のコーチたちにあるため、
なかなか打つ機会が無かったのだが、
先日のHEAD CONVENTIONで
ようやくじっくり打つ事が出来た。
HEAD PRESTIGE REVPRO
■フェイスサイズ:93平方インチ
■ラケット長:27.0インチ
■フレーム厚:20mm
■重さ:300g
■バランス:315mm
■ストリング:16×19
■グリップ:2・3
■価格:37,000円
このREVPRO、プレステージ史上においてかなりの冒険機種だと思う。
フェイスサイズ93平方インチにして300gというスペックは
これまでの機種設定では考えられなかった。
これはグラフィンという新技術の成せる技に他ならない。
そして何より驚いたのがこれ。
プレステージの代名詞であるキャップグロメットではない。
フェイス外周をぐるりと囲んでいたグロッメットから
細いグロメットがスロートまで続く。
ただこのグロメットも構造的にはキャップになっていて、
ストリングをグロメット内部に包み込む仕組み。
このあたりはプレステージとしての拘りなのだろう。
とはいえ、キャップグロメットではないプレステージ、
そして、とうとうラジカル用のキャップグロメットがオプション発売。
さらに革新的に動き出したヘッドという印象である。
そして20㎜ビームは薄い。
果たして上手く打てるだろうかというのが正直な印象。
打ってみた。
打てる。
当たり前だがちゃんと打てる。
グラフィンによる恩恵か。
300gか効いているのか、非常に取り回しが無いうえに
ボール負けの感覚はない。
打球感はドライ。
このドライな打球感、個人的には今回のグラフィンシリーズで
大きく変わった部分だと思っている。
SPEEDが発表された時にも感じたのだが、
その乾いた若干硬質な打球感は、
ラジカルとプレステージではさらに顕著に感じられた。
おそらくこれは、ラジカルとプレステージの元々の味付けが
ドライ方向じゃなかったためだと思われる。
特にプレステージについては、マイクロジェルシリーズで
乾いた打球感寄りに振られたものが、少しずつ粘り&しなりに戻り、
そしてここで再びドライなフィーリングになった感じ。
長いプレステージファンがどう感じるのか、
新たなプレステージユーザーの開拓に繋がるのか、
いずれにしても新たなステージに突入した印象である。
さて、REVPROに話を戻す。
特徴的な93フェイスだが、飛ばない感じは無い。
芯のある打球感はキッチリとボールを飛ばしてくれる。
以前より、粘り方向から打ち出し方向が強く感じられるため、
切れのある鋭い打球が飛んでいるような気がする。
お前の打球に切れがあるのかという疑問もあるかもしれないが、
自分比でスピードアップしたプレーが展開出来るような気がした。
そういえば、バボラのピュアストライクなんかは、
明らかにそっち方向の開発コンセプトであり、
実際の打球感も固いというかドライというか、
スピードテニス寄り。
プレステージはそこまで極端ではないにせよ、
系統的にはそっちに少し傾いた気がした。
最近のスピードテニスに対応するラケット開発を突き詰めていくと、
そういう方向の味付けに行き着くのは自然なことなんかもしれない。
とはいえ、プレステージのフィーリングを完全に殺さないのが、
ヘッドの味付けの妙ではある。
アップを終え、徐々に速いスイングをするにつれ、
ボールが粘り、ほんの一瞬の咥え込みからパーン!と打ち出される。
この一瞬の咥え込みはプレステージ伝統の隠し味である。
スピンの掛かりも悪くない。
フェイスが小さめでも、フレームが薄く、
エッヂが大きくせり出していないため、
フレームで引っ掛けてしまう怖さは無い。
押し出すフィーリングのスピンも
引っ掛けるフィーリングのスピンも
違和感無く掛けることが出来る。
ネットプレーは最初、しんどかった。
実はボレーに出て、3球連続でネットに引っ掛けた。
フェイスサイズによるものなのだろうか。
いや、お前の腕の問題だよという声も甘んじて受けとめるが、
MPでは楽に飛ばせたボレーが同じように飛ばなかったのは事実である。
ということで、少し送り気味にボレーをしてみた。
うん、これでちょうどくらいである。
93フェイスは合わせただけでは楽をさせてくれないらしい。
しかし300gという取り回しの良さを思えば、
そのへんのラケットコントロールは問題無し。
ようするに慣れの問題で解消出来る事だと思う。
サービスの振り抜きは良い。
イメージ通りに鋭く振り抜ける。
ここはフェイスサイズとフレーム厚の恩恵が
最大に出るところではないだろうか。
フラット系はフェイスがボールの芯を打ち抜くフィーリングを得られる。
スライス、スピン系は引っ掛けながら鋭く打球を曲げる事が出来た。
サービスに関しては、粘り過ぎでダルな感じにならないのは
非常に大きな武器になると思う。
これまでに無い特殊なスペックで登場したREVPROであるが、
思いの外、扱いやすいという印象だ。
PROやMPではしんどいが、プレースメントを重視しつつも、
まだまだ速い展開のテニスをしたいという方はこのREVPROをオススメする。
これまでのフィーリングが好きだが、スペック的にPRO、MPはツライ方は
Sを選べば良いのではないだろうか。
そう考えると、今回のプレステージは多くのファンにとって
かゆいところに手が届くラインナップになっているように思う。
ピアノブラックなるフレームカラーも高級感を、
差し色のレッドは凄みを感じさせ、レーシングカーのようだ。
これもポイント高いと思う。
やるなぁ、ヘッドさん。
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