ブローニュの森。
箱庭的に整備されているわけではなく、本当に森だった。
代々木公園みたいに整備されたイメージを持っていたのだが、
道もこんな感じ。
野うさぎもあちこちに。
バボラ社のゴチェさんによれば「変な動物はいない」とのこと。
「変な動物ってなに?」
「クマとか蛇とか」
そうなんだ。
これだけの森なのにね。
不思議。
朝、6kmほどのランニング中、
すれ違ったランナーは4〜5人だろうか。
若い女性もいたが、怖くなのかな。
ちなみに森を囲む外周道路沿いは車道なのだが、
歩道沿いにはいわゆる売春婦がたくさんいる。
森の風景に似合わない格好で、
椅子に座りお客を待っているのだそうだ。
(遠目にしかみていないのでなんとなく)
24時間そんな感じなので社会問題にもなっているとか。
さて、そんなブローニュの森を抜けて着いたのは。
会員制スポーツクラブである。
フランスのメディア会社が経営するクラブなのだが、
バボラ社のアテンドで見学をさせていただけることになった。
このクラブ、40面を超えるコートとプール、
ジムなどを備えた巨大施設。
テニスコートはすべてのグランドスラムのサーフェースがあるそうだ。
実際、ローランギャロの練習コートとしても提供しているらしく、
選手たちが練習する姿も見られた。
その一方では、フランスとオーストラリアのシニアの方々が親善試合。
和気あいあいながらも真剣勝負。
そしておそらく選手だったと思われる腕前。
こんなふうにずっとテニスを楽しめたら幸せだなと思った。
クラブハウスにはジム、スタジオ、サウナ、ショップ等々、
あらゆるものが揃っている。
ロビーでは思い思いに本を読んだり、PCをいじっていたり。
レストランも数カ所あるそうだ。
このクラブ、1990年のオリンピックで使用されたそう。
このカーブした芝生帯はその時のトラック跡なんだそうだ。
入会金は80万円、年会費は30万円と、
施設から想像するほどに高くはない。
子供を選手コースに行かせることを考えれば・・・
いや、そういう比較はやめておこう。
審査は何重にも行われ、簡単に入会できるわけではないらしい。
それが優良なコミュニティーをつくっているのだろう。
とにかく素晴らしい施設だった。
そしてここに定期的に来れる時間の余裕があるってのが素晴らしい。
色んな意味で遠い世界だったけど、たくさん刺激をもらった視察だった。
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