朝青龍、面白い。
好きだとか嫌いだとか、そういうの関係なく面白い。
一夜明けての記者会見なんて、メチャクチャ強くて、
やることなすことメチャクチャな横綱を描いた漫画、
「ああ播磨灘」そのままだ。
もはや格闘技の世界だ。
何でこんなに異論反論が出るのかって言うと、
格闘技とかプロレス状態みたいな現在が、
国技や神事的な捉え方にそぐわないからだ。
外国人力士比率が高くなった時点で、
神事とか国技ということ自体無理がある。
だいたい、人が亡くなって、逮捕者が出て、
大麻での逮捕者が出ているような団体が
文部省傘下にあって、賜杯までもらえるってのが
そうとう無理があると思うよ。
国際相撲協会とか、新日本相撲協会とか、
格闘技団体にすれば良いのにね。
そうすれば朝青龍の存在はしっくり収まると思う。
ということで(どういうこと?)、これ。
エイリアン・・・ではない。
明るくしよう。
USオープン、全豪オープンのオフィシャルストリンガーである
ウイルソンから新しいストリングマシンがリリースされる。
その発表に行ってきた。
会場は有明のアメアスポーツ(ウイルソン)社。
会場に入ると、すでに何台ものマシンがセッティングされていた。
なんだか物々しい雰囲気。
まずはアメアスポーツ社の社長さんのご挨拶。
外資系企業っぽい、切れ者かつスマートな印象の御方。
ウイルソン・ストリンガーチームのローマン・プロークス氏
全豪オープン会場から今朝日本に着いたとか。
プロークス氏は多くの選手のストリンガーをつとめ、
アンドレ・アガシにはほぼ専属でついていたらしい。
そのプロークス氏は全面的にアドバイスをしたマシンが、
今回のBAIARDO(バイアルド)である。
ちなみに、バイアルドというのは伝説の馬のこと。
乗り手によって自在に大きさが変わったとか。
そのネーミングの意味はすぐに分かることになった。
ベールが取り去られたマシンにいっせいに電源が入る。
なんと、マシンたちが高さを変え、上部ユニット部が前後に振れだした。
馬が目を覚まして立ち上がるがごとく、はたまた龍が千年の眠りから
醒めて、鎌首を振り上げるかのようなアクションをする。
このアクションこそがバイアルドたる所以である。
縦ストリングを張るとき、横ストリングを張るとき、
それぞれに最適なマシンポジションをつくるために
マシンの高さと角度が変わるのだ。
ターンテーブルの傾きが大きくなっているのが分かると思う。
横ストリングではこれがさらに傾く。
つまり、ストリンガーにマシンが寄り付いてくるのだ。
そしてそのセッティングは各々のストリンガーにあわせて、
メモリすることも可能である。
とにかく細かいセッティングが可能になるのだ。
このギミックはかなり面白い。
常に革新的なウイルソンらしい発想である。
クランプ(爪)もコンパクトで扱いやすい。
コントロールパネルはタッチパネル式。
0.1ポンド刻みの設定が可能である。
写真右端に少し見えているのは、
携帯とIDカードポケットである。
いかにもグランドスラムのオフィシャルっぽい。
こんなものも配られた。
ウイルソン・ストリンギングマニュアル。
グランドスラムオフィシャルなどで配布されるものだそうだ。
ストリンギングの手順が細かく書いてある。
英語だったので、詳細は読み切れなかったが、
基本的にKen’sのマニュアルとあまり変わらない。(たぶん)
ちなみに、これは回収されてしまった。
マニュアルだし、そりゃそうだ。
とまあ、ここまで書いて気がついた。
一般の方にマシンの解説をしても、買うわけじゃなし、
興味ないだろうってこと。
スミマセン。
ということで、小ネタをひとつ。
全米、全豪のオフィシャルストリンガーブース。
選手によって担当のストリンガーを決める。
常に同じストリンガーが張りを担当する。
ナダルのストリンリンギングは、前出のプロークス氏が担当だそうだ。
ナダルは太いゲージのポリをハイテンションで
張っているので、コンディション維持が難しい。
1試合につき6本のラケットを張りかえる。
試合がはじまると、7ゲーム終了時に交換。
使い終わったラケットは順次持ち込まれ、張り上げてコートに届けられる。
試合がもつれたりすると、1試合で10本のラケットを使うそうだ。
1試合10本かぁ、スゴイね。
あれだけのショットを打ち続けたら無理も無いか。
こんな話でご勘弁ください。
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