プリンスから新製品ラケットが発表されました。
早速、発表会&試打会へGO!
ということで、真夏のような天気の中、高輪テニスセンターへ。
今回発表されたのは、O3シリーズの次世代テクノロジーとして
発表された「スピードポート シリーズ」のツアー系モデル。
O3最大の特徴であるOポートを進化させ、丸いストリングホールを
さらに大胆にスクエア形状にした「スピードポート」ですが、
発売されたモデルはどちらかと言うと、扱いやすい一般的なモデル。
ツアー系のハードなモデルはありませんでした。
いよいよ、ツアーモデルの発表です。
開発担当のH氏。
発表会の顔です。
テクノロジーはというと、
2種類のグロメットを組み合わせることで
好みの打球感が得られるというもの。
そして、ストリングホールグロメット
分かりますかね。
スピードポートにストリングホールがついています。
これにより、ストリングの可動域が制限され
コントロール性能が増すというもの。
このグロメットがフレームのトップ部、両サイド部で
それぞれ交換が出来るようになっており、
組み合わせによって、自分に最適の打球感が
得られるということです。
#出荷状態ではスピードポートが装着されているそうです。
では、モデルの発表!
O3 SpeedPort Tour MIDPLUS
■ メーカー希望税込価格 \36,750(フレーム)
■ ヘッドサイズ 97平方インチ
■ ラケット全長 27inch(68.6cm)
■ ラケットフレーム厚 21mm
■ 平均ウエイト(フレーム) 310g
■ バランスポイント 32.0cm
■ フレックス ふつう
■ ストリングパターン 16X18
■ グリップサイズ 2,3
■ グリップ デュラプロプラス(ブラック)
■ フレームカラー オレンジXブラック
■ 推奨テンション 47-52-57lbs
~インプレ~
ストレートビームのツアー系を思わせるラケットです。
オレンジのフレームカラーが新たなプリンスを感じさせます。
打球感はさまにツアー。
ダイレクトに自分の意思を伝えることが出来る・・・というか
それをしないといけないラケット。
かなりフレームの中身が詰まった感じ(あくまでも感じです)の
剛性を感じる打球感です。
ただ、スピードポートによるものだと思うのですが、
振りぬきの良さは、さすがO3シリーズといったところ。
速いスイングでビシビシと攻めるイメージで打てます。
スイングスピードの分、スピンのかかりも良いようで、
変にスピン量を意識し過ぎると、ムーンボールになってしまうくらい。
フラットドライブ系のショットを打つつもりで打てば
ちょうど良いくらいではないかと思います。
(ツアー系ですしね)
いくつかのグロメットパターンで打ってみましたが、
確かにストリングの可動域の違いは感じられますが、
まったく違うラケットになってしまうことは無く、
微妙なフィーリングというか、味付けの差でおさめているところは
開発コンセプト通りではないでしょうか。
しっかりボールをつぶして打ち抜きたい人は
好きなラケットじゃないでしょうか。
さて次は・・・
O3 SpeedPort Tour MIDPLUS+
■ メーカー希望税込価格 \36,750(フレーム)
■ ヘッドサイズ 103平方インチ
■ ラケット全長 27inch(68.6cm)
■ ラケットフレーム厚 22mm
■ 平均ウエイト(フレーム) 300g
■ バランスポイント 32.5cm
■ フレックス ふつう
■ ストリングパターン 16X19
■ グリップサイズ 1,2,3
■ グリップ デュラプロプラス(ブラック)
■ フレームカラー オレンジXブラッ
ク
■ 推奨テンション 50-55-60lbs
見えますかね。
機種名の最後に小さく「+」がついています。
「ミッドプラスプラス」と読みます。
フェイスサイズが103平方インチと若干大きめ。
ウエイトも10g軽くなっています。
グリップサイズも、1から設定されていることから
分かるとおり、ミッドプラスよりも若干扱いモデル。
~インプレ~
基本的な打球感はミッドプラスと変わりません。
やはり中身の詰まった感じのしっかりしたもの。
自分の意思を伝えるつもりで振ることが必要だと思います。
取り回しの良さはこちらの方が良いのは、
ウエイトとバランスポイントの違いから来るものでしょう。
フェイスの大きさ分、様々なショットを繰り出しやすいように思えました。
スピンでアングルにパッシングショットを落とすなど、
ダブルス中心のプレーヤーにも良いのではないでしょうか。
一般的にはこちらの方が使いやすいかも。
ということで、スピードポートのフィーリングが好きながら、
ラインナップに不満のあったシリアスプレヤーには
うれしい発表かと思います。
7月末発売です。
お楽しみに!
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