いいよね、FIAT500。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_8343.jpg)
ゴルフバッグも入らないし、ボートも牽引できないか。
選択肢には入らないなぁ・・・って、クルマ買い替えるわけじゃない。
さて、Wilson CLASH V2.0を打ってみた。
ウイルソンさんの契約コーチと取引先の試打会が
レックインドアテニススクール上石神井で行われた。
ん?ウチのコーチは呼ばれているけど、ワタクシは呼ばれていない。
会場の手配もしたので、どうせ現地にいるでしょってことなんだろうか。
午前中のリモート会議をヘロヘロになって終えてコートへ。
ちょうど午後の部の切れ目だったのか、コートが空いていた。
スタッフさんと話しをしていたら、担当のイワタ嬢がラケットを抱えてやって来た。
「それでは思う存分に試打をどうぞ!」
最初からそのつもりだったのね。
ということで、早速試打。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_1210.jpg)
V2.0の特徴的なCLASHロゴ。
エンボス加工という文字がくぼんだロゴになっている。
なんか高級感もあるし、メッチャかっこいいぞ。
まず試したのはベンチマークになる、CLASH 100 V2.0
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_1211.jpg)
■フェイスサイズ:100平方インチ
■ウエイト:295g
■ラケット長:27インチ
■バランス:310mm
■フレーム厚:24.0mm
■グリップサイズ:G1,G2,G3
■ストリングパターン:16×19
■価格:26,000円(税別)
安い!!
ウイルソンは昨年から商品価格を下げて来た。
おそらく並行輸入対策とか、様々な要因があるのだと思うが、
海外ブランドの中でも比較的原価率が低いようなことは聞いていたが、
ここまで下げられるのかと驚いた。
あまりこのあたりは触れ過ぎないで・・と。
さっそく打ってみる。
おお!CLASHだね!!(当たり前)
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_1219.jpg)
初号機よりは硬くなった気がする。
とはいえ、CLASHだから、しなりと粘りは強い。
しっかりくわえてからボールを飛ばす感じは変わらない。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_1213.jpg)
ただ、ボール負け、面ブレが少ないのはたしかに感じる。
フェイストップ部でボールを捉えた時に一瞬ブレるというか、
負ける感じとパワーロスが初号機ではあったのだけど、
その部分の踏ん張り感が出た。
これは大きな進化だと思う。
この踏ん張り感があまりに強いと、「BLADEと同じじゃん」になりそうな気もするが、
そこはさすがのウイルソン。
しっかりCLASHの味付けのままに、絶妙な踏ん張りを実現させている。
これでフェイスのどこで打っても、フィーリングは変わらない。
これは大きな進化!!
CLASHの特徴であるしなりがあるから、腕には優しい。
ボールをきれいに包む感じの打球感はある意味絶品。
ただ包み過ぎないところで弾き出しも良いのがすごいところだ。
どうやってるの?これ。
このタイプで期待が大きいスピン性能は高い。
くわえて、グリっと転がして、ついでに引っ掛けて・・・
そんなことがインパクトの一瞬で起こるわけもないが、
そう感じさせてくれるほどにスピンをかけやすい。
つまり、初めてCLASHを打った時に感じた
「打っても打っても入る」
「振るほどに、打つほどにコートに収まる」
これは健在である。
やっぱり、CLASHってそういうモデルなんだなと再認識。
この系譜はぜひ維持してほしい。
「スピン性能を謳うとラケットもストリングも売れる」
という傾向があるのは事実だが、スピンによる安心感はやはり大きい。
そういう意味ではCLASHは売れるモデルであることは間違いない。
![](https://marble-tennis.com/wp/wp-content/uploads/2022/03/th_IMG_1216.jpg)
では、ボレーなど、飛び出しやキレも欲しいショットは?
これも問題はない。
スイングしてボールを潰し気味に粘らせるストロークとは違い、
少ない動きでボールを捉えるボレーは若干弾き優先な感じ。
粘りによるダルな感じはない。
思った方向にキレイにボールが抜け良く飛んでくれる。
しなりというか、くわえ感の恩恵が大きいのは、
ドロップボレーやアングルボレーなどのコントロール系。
それぞれのコースに応じたスピンが割増しでかかる感じ。
ドロップはより止まるし、アングルはより切れる。
当然、サービスの回転もかかりやすい。
サービスはスイング軌道が長いが、なぜか粘る感じは少なく、
ボールへの引っ掛かりで飛んでいくフィーリング。
回転はじゅうぶんに掛かるので、ここでも「振るほどに入る(落ちる)」
ことで、安定感、安心感はじゅうぶんだ。
とにかく思ったようにボールが入るのがありがたいラケットという印象。
CLASHの特徴も最初はキワモノな印象もあったが、
このカテゴリはもう欠かせないものになっていると思う。
ちなみに、ウイルソンブランドは昨年から戦略を変更して、
取り扱い先をかなり絞り、「ここなら買える」ブランドになっている。
RECテニススクールは「買える」ところなのでご安心を。
店頭には初回デリバリー分が用意してある。
試打ラケットは無いのだが、ウイルソン契約コーチがCLASHを持っているので、
「打たせて」と言っていただければお貸出し可能。
新しくなったCLASH、強くオススメの1本である。
#wilson #wilsontennis #clash #clashv2 #新製品試打 #ラケットインプレ #アンフェアCLASH
コメント