TOYOTA MEGAWEBにて。
昭和のモータリゼーションを代表する車のひとつだ。
フォルクスワーゲン・タイプ1が「カブトムシ」と呼ばれ、
似たようなフォルムでさらに小さいこのクルマは「てんとう虫」と呼ばれた。
実は子供の頃、我が家に来た最初のクルマがこれだった。
こんな小さなクルマに家族4人乗ってたってすごいな。
しかも車慣れしていないワタクシたちは車酔い体質。
昔の車ってサスペンションもガソリン臭さも酔わないわけないって感じだったし。
そんなわけで、小さな車体に家族で乗り込んで、
雪が降ってても窓開けて走ってた。(ルパンかっ!)
今なら乗りたいな。
カワイイよね、SUBARU360。
さて、随分前にモチベーションなるものについて書いたことがあるのだけど、
基本的な考え方は今もって変わっていない。
モチベーションて言葉をあたかも「やる気の素」みたいに
便利に使うのは正しくないと、今も思っているし、
「モチベーションが・・」というヤツに限って、
いつも「やらないヤツ」である。
ただ、最近思うことがある。
モチベーションのある、ないはNGなのだけど、
モチベーション的なもののレベルを引き上げられるかが
チームマネジメントのかなりの部分を占めるんじゃないかってこと。
ちなみにここでは、モチベーションゼロの人間は除外。
いつでも「やらない言い訳」を探しているような人ね。
こういうタイプをやる気にさせるのは無理だし、
関わるだけ時間の無駄だと思っている。
何らか動こうとしている人の背中をどう押してあげて、
おそらく正解であろう方向に加速させてあげるか。
これって、コーチングであり、リーダーのマネジメント力かなと思う。
ただ、プラス方向に動かすのって本当に難しくて、
なかなか「これだ!」って方向に押してあげられたことは少ない気が。
まあ、自分の力が足りないってことなんだけど、そこは努力し続けるしかないな。
で、プラス方向へのホームランを打つのが難しいのなら、
マイナス方向への引き摺り下ろしだけはしないようにしようと思ったわけ。
モチベーションブレーカーなるタイプの人って必ずいる。
誰かが何かを言った。
「そうかなぁ」
誰かが何かを提案した。
「無理じゃない」
誰かが何かを質問した。
「いいから、とにかくやれ」
最初の反応でネガティブストロークを投げ続けると、
人は何も言わなくなっていく。
提案も質問もそれなりに勇気を持ってアウトプットしているはず。
特に若手や部下が上司に提案するのはすごい勇気がいること。
提案どころか、質問だって、「こんなこともわからないのか」と思われないか、
ドキドキで聞いてることが多いんじゃないかと思う。
そこの最初のリアクションがネガティブなものだったら・・。
絶対凹むよね。
かなりの衝撃だと思うよ。
数回そんなことを繰り返せば、もう意見も提案も出てこなくなる。
面倒な提案を聞かなくて良いと割り切れば楽だけど、
実はそういう人の方は「全然提案が出てこない」みたいなこと言ったりする。
どうしてそうなってるのか、分からないのかな。
ということで、思い切り素晴らしい方向に引っ張ったり、背中を押してあげられないのなら、
せめてモチベーションブレーカー的なリアクションだけはしないようにと思う。
そりゃ、「何言ってんの?」みたいな話も無いとは言わない。
話の序盤で「そりゃちがうだろ!」ってことだってある。
でも、ひとまず最後まで聞く。
そして、もし違うと思っても、却下だなと思ってもいったん飲み込む。
少し方向を変えたり、練り込めば提案レベルになる可能性がありそうなら、
あれこれ質問して、足りない部分、外れている部分を理解してもらう。
「じゃあ、もうひと揉み、ふた揉みしてみる?」と持ち帰ってもらう。
そこから、ブラッシュアップしてもう一度持って来てくれるかどうはその人次第。
そこで終われば、その程度の思いつき提案だったんだろうから、無しでOK。
実現レベルまで作り込んでくれればさらにもう一歩だ。
実はこういう形で差し戻しても、もう1回出てくる確率はそう高く無い。
でも、最初のリアクションがネガティブだったら、ほぼ再チャレンジはゼロだし、
提案そのものが出てくることはなくなってしまうだろうと思う。
結局のところ、自由な発想も提案も意見も受け手の問題なんじゃないかなと思う。
何かを言われた瞬間の表情や目線、最初に出てくる言葉がそれを決める。
だから、そこは大事にしたい。
「いいじゃん。もう少し具体的に詰めて」とかね。
「そうか。なるほどね〜・・・(ちょっと無言)」
の場合は死ぬ気でもう一回揉んでねってことかも。(笑)
まあ、色々な意見が出るのはありがたいこと。
その空気は死守したいんだよなぁ。
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