準優勝!とか、自己分析とか。

テニス

関口周一プロが、ITF China F4 Futures(LUZHOU)シングルスで準優勝。
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準決勝では、慶應チャレンジャーで接戦を演じた相手と戦ったり、
現地は日本人が自分だけだったり、地元ジャッジがあったりと
なかなか厳しい状況の中での準優勝である。

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決勝は「完敗でした」とのことだが、
次週に向けての感触も掴めたようである。

オフィシャルから写真をもらえるとのことで、
届いた写真にプレー中のものは1枚もなかったそうだ。(なんで?)
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今週も同会場での大会に出場予定。
今度は優勝して欲しいな。
頑張れ!

 

さて、客観視って難しい。

特に自己客観視は難しい。
しかしとても大事なことだと思う。

望むと望まざるとにかかわらず、
リーダー的なこともするような年齢になった。
年取ればリーダーになるってわけでもないが、
単純に年齢が上ってだけでもそれはそれで立場。

そして段々と耳の痛いことを言ってくれる人がいなくなる。

ともすれば、周囲が勝手に答えを探し始めたりする。
どの答えが正解?とか、喜びそうなことを言ってみたり。

そんなことが続くと徐々に感覚が麻痺してくる。
そして裸の王様の出来上がりだ。

「自分は信任を得ている」

「自分は立派なリーダーである」

「自分は皆から慕われている」

「自分は仕事ができる」

「自分は能力が高い」

そりゃ、誰も面と向かって悪いことなんて言ったりはしない。
年下や部下ならなおさらだ。
良いこと言うに決まってる。

分かりやすくヨイショする人間もいれば、
あえて人間の悪口を言ってみたり。
「あの人より、あなたの方が素晴らしい」とかね。

人間は自己評価が高めなことが多いそうだ。
表面に出すかは別として、願望も含め自己評価は高めになるらしい。

それが周囲のヨイショで増幅されたり、
勘違いの確信になったりする。

そういうことがとっても怖い。

自分はどれほどのもの?
肩書きがなかったら評価は?
そんなに立派な人?

人はウソつきとは言わないが、
それなりのバイアスが掛かっていることは普通。
上位者には取り巻きが出来て持ち上げたりもする。
そんなものに囲まれて、乗っかって喜んでちゃダメ。

出来るだけフラットな感覚でいたいと思う。
あえて人から離れようとは思わないが、
心地よいことを言ってくれるところだけにいないようにしたい。
子分も派閥も取り巻きも勘弁だ。

勘違いのままに人生を終えるのも良いのかもしれないけど・・
うーん、やっぱりそれは嫌だ。

自分なりの裏付けが欲しい。
それは誰かに褒めてもらうことじゃなくて
どれだけ自分でやったかってことでしか得られない。

承認欲求が先に立つと自分が見えなくなるし、苦しくなるだけ。
そして周囲は言ってくれないけど、
本人のいないところで「しょうがないなぁ、あの人」となる。
それこそ裸の王様である。

つまらないヤツでもいいけど、
バランスが悪い人、ブレる人、勘違いしている人にはなりたくない。
周囲の余計なものを取り払って自分を見直すことかな。
取り払ってみたら、あまりに何も無さに驚いたり、凹んだりだけど。

これって、日常だけじゃなくて、テニスコーチって仕事でも同じ。
コーチは自分のレッスンで良いって言ってくれるお客様ばかりが周りにいるから、
持ち上げられて勘違いしやすい。

特に若い頃はそうなりやすい。
「オレって人気もの」とか、「皆がオレについてきている」とかね。
そう言うコーチ、たくさんみてきたし、今もたくさんいる。

今はコートに立つことはないけど、現在の仕事においても
とにかく勘違いはしないようにしようと思う、今日この頃。

大したことないのよ、オレなんてってのが正しい分析。
だから、サボらず誠実にやるしかないのだ。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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