日曜夕方、有明へ向かう。
ウイルソン本社で錦織圭選手のイベントがあるのだ。
このイベントは錦織圭選手とウイルソンとの
ラケット使用契約が更新されたことの発表も兼ね、
ジュニア選手たちと錦織圭選手がふれあう機会をつくったもの。
Ken’sでも枠をいただいたので、1名が参加。
ワタクシは、「観に来てもいいよ」と言われたので、
これ幸いとノコノコ出かけて行ったのだ。
少し早めに着いたので、有明テニスの森へ。
練習している選手を観られるかもしれない。
いたいた。
何名かの選手が練習中だった。
名前は分からなかった。
ゴメンなさい。
しかしまあ、そこまで打つかっていうくらいパワーがスゴイ。
ホント、ピンポン球みたいにボールが飛んでいく。
こういう練習を至近距離で見るのはとても勉強になると思うのだが、
あまり観ているひとはいなかった。
もったいない。
別のコートではダブルスの練習をしていた。
日本人選手っぽい。
鈴木貴男選手たちだった。
半端じゃないスピードのサービスを
半端じゃないリータンで前に詰めていた。
どういう動体視力をしているのだろう。
感心しつつ、そろそろウイルソン社に向かおうと歩いていたら、
ウイルソンブースから声が掛かった。
振り向くと、ウイルソンの番長、いや組長、Yさんだった。
Yさん 「おお、何にしにきたんだ?」
ワタクシ 「御社のイベントに来ました」
Yさん 「ああそうか。コロシアムは今、ナダルが練習やってるぞ」
ワタクシ 「有料の公開練習ですよね。チケット持ってないし、いいっす」
Yさん 「いや、観てけって。待ってろ。いいか、伊藤竜馬を観てこいよ」
練習にも関わらずコロシアムはかなりの入場者数。
やっぱりナダルの初来日効果は大きいな。
ナダルを観たのは、上海でのマスターズカップ以来。
やっぱりスゴイや。
すごいショットを普通に連発。
そのたびに会場がどよめいていた。
Yさんの指示通り、相手の伊藤選手を観る。
ラケットは相変わらず黒塗りだが、
ガットにはルキシロンのステンシルマークが入り、
ウイルソンのウェアとツアーケース。
ウイルソンと契約するのかな。
Yさんの言った意味はこれか。
さて、大会の雰囲気を堪能し、ウイルソン本社へ。
受付を済ませ、会場に入る。
前列には子供たちが並ぶ。
こんな近くで錦織圭選手に会えるなんて、嬉しいだろうな。
ここまでの錦織選手とウイルソンのラケット契約は3年。
それが切れる今年、実はウイルソンは契約継続を
少し諦めていたところもあったとか。
彼ほどの選手になれば、当然他社からのオファーも多い。
ウイルソンと圭の契約はワールドワイドなので、
さすがにフェデラーなどのトップ選手ほどの金額は出ない。
方や、ジャパン契約が出来るメーカーだと
もっと大きな提示が出来るはず。
金額ではウイルソンは勝てない。
また、ワタクシが知るところでも、
他社の契約担当者は圭のラケットスペックを
ウエイト・バランス・グリップ・ストリング・テンションまで
しかも試合毎の1本1本に至るまで事細かに知っていた。
こりゃ完全に獲りにいってるなって感じだった。
どこのメーカーから言わないが、金額も出せるところだった。
そんな中、錦織圭選手が選んだのはウイルソンだった。
やはり使い慣れたラケットに勝るものは無いらしい。
きっと担当のMさんのフォロー、良好な関係も大きかったのだろう。
そんな担当Mさんとのトークショー。
ケガで思うようにテニスが出来なった話しや、
テニスをやめたくなったことはあるかなど、
なかなか聞けない話も。
最後に、ジュニアたちにサイン&記念撮影。
一生の思い出になるし、テニスも頑張ろうって思うだろうな。
錦織圭選手の顔が妙に整って見えるのは、
おそらく直前のTV取材のメークのままだからだろう。
フジTVの取材だったと思う。
ワタクシの前を通り過ぎた平井アナウンサーの可愛さが
一番印象に残った一日だった。(なんじゃそりゃ)
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