復活!

トーナメント(バス釣りのね)が近づいてきた。

しかし、いまだ準備は整わない。
いちばん心配なのがボートの整備だ。
とにかくボートが臨戦態勢にならないと試合が出来ない。

前週、あいにくの雨天でボートの整備が出来ず、
日が無いと焦っていたのだが、何とか段取りをつけた。

おそらく掛からないであろうエンジン、
少しでも出来ることをと、キャブレタークリーナーを買った。
たくさん吹き付けたほうが良いかもという、
何の根拠も無い期待から、2本購入。

仲間の車を借りて、とりあえずボートを降ろした。

Dsc_7897010

一年ぶりくらいで水に浸かったんじゃなかろうか。

案の定、エンジンは掛からない。
Dsc_7900010

エンジンカバーを外して、あれこれやってみることに。

エアクリーナーを外す。
Dsc_7903010

あれこれやっているのは、今シーズン同船予定の本社のSクン。
実はSクンとは、15年以上の付き合い。
もともとが同僚ではなく、釣り仲間からのスタートだ。

キャブにクリーナーをぶち込みつつ、ひたすらセルを回す。
Dsc_7910010

ボボボ・・・という音ともに、少し火が入った。
しかし、すぐに止まってしまう。
ガソリンが腐っているのかもしれない。

一瞬掛かったら、ギヤを抜き、無理やり回転だけ上げる。
エンジン内に残る古いガソリンを燃やしてしまうのだ。
少しずつ良くなってきているが、アイドリングが安定しない。
ウ~ン、どうしたものか・・・

そうこうしていると、誰彼ともなく声が掛かる。
釣り人には、知り合いではなくとも、
妙な連帯感というか助け合い精神があるのだ。
久しぶりに思い出した。
いいなぁ、こういうの。

で、その中のひとりが言うには、
「プラグじゃないの?ボクの船も春先はこうだよ」って。

いったん、ボートを揚げて、プラグを磨くことにした。

Dsc_7908010

ところが、工具箱の中、プラグレンチが無い。
今まで、どうしてたっけ?

ボートの中をゴソゴソ探していたら、純正の工具が見つかった。
しかもラッキーなことに、新品のプラグも一緒に入っていた。

これ幸いと、プラグ交換。
再度、水に浸け、エンジン始動。
おお!アイドリングも安定、エンジン音もさっきより良くなった。

Dsc_7913010

しばらくエンジンを掛けておいたが、大丈夫そうだ。
試しに少し走ってみることにした。

しかし、この日は強風が吹き荒れていて、
本湖のほうを見ると、白い波がザブザブである。
ビビッて、「どうする?やめる?」というワタクシに、
「新川方面なら大丈夫じゃないですかね」と、Sクン。

「そうなの?じゃあ」と、意を決してボートを出した。
ところが、新川に出てみたら、向かい風が思い切り吹き抜けている。
船体に叩かれた波がスプレーになって、ワタクシたちに降り注ぐ。
せっかくだからとアクセル全開、無理やりプレーン(滑走)した。

300mも走らないうちに、2人ともずぶ濡れ。
新川、全然ダメじゃんか。

そういえばSクン、昔から確信の無いことを
自信ありげにいうのが得意だったっけ。
忘れてた。

なんにしても、これでボートはOK。
いちばんの心配がクリアできた。
あとは、タックル(釣り道具)の準備だ。
ライン(釣り糸)も巻かなきゃ。
リールだけで10個くらいか。
頑張ろうっと!

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