東レPPO、シャラポワが勝ち進んでいる。
キャスターが、「ロシアの妖精、完全復活です!」と言っていた。
シャラポワって、すごくデカイんだよ。
一昨年のレセプションですぐ横に立った(というか通り過ぎた)時も
ワタクシ173センチだけど、完全に見上げる位置関係だった。
で、大きいうえに、迫力があってちょっと怖いくらい。
USオープンでシャラポワの練習をコートサイドで見たけど、
何をそんなに怒ってるのか?と思うくらいの迫力だった。
サイドへのランニングショットなんて、そのままこっちに突っ込んできて
頭突きされるんじゃないかと思ったくらい。
ワタクシの中では、妖精ってイメージじゃないなぁ。
さて、シャラポワということで、プリンスラケットのインプレ。
Prince EXO3 WHITE LITE100
■フェイスサイズ 100平方インチ
■ラケット長 27.0inch(68.6cm)
■フレーム厚 23-25-22mm
■ウエイト 270g
■バランスポイント 34.5cm
■ストリングパターン 16×19
■グリップサイズ 1、2
■価格 33,600円
エナジーブリッヂは各種カラーが揃っていて、
好みでコーディネートが出来る。
フレームはラウンドタイプ。
このラウンド形状が打球感に大きく影響している。
EXO3サンダーシリーズのライトスペックモデルだ。
270gというウエイトからも幅広い層を
ターゲットにしていることが分かる。
しかし、ライトスペックとはいえEXO3シリーズ、
それほどヤワなモデルではないのだ。
ホワイトのフレームカラーがカワイイということもあり、
かなりの先入観を持って試打にのぞんだというのが正直なところ。
しかし、打ってみて驚いた。
フレーム剛性が非常に高い。
決して、ガツン!とくるような硬さではないのだが、
芯が詰まったようなカッチリした感触という印象。
廉価版モデルにありがちな、ボヨンとした感触は無い。
フェイスのどのエリアで打っても、面ブレ無く
しっかりとボールを捉えてくれる。
ガシッとボールをくわえる感じは無いが、一瞬しかも確実に
ボールの芯を捉えた感触が手に伝わってくる。
これらの感触は、O3スピードポートから繋がる
ラウンド形状フレームならではのプリンス独特の打球感のように思う。
270gのウエイトは、ワタクシには軽すぎる。
たいがいこのウエイトだとラケットがボールに負けてしまうのだが、
このモデルは何故かボール負けがほとんど無かった。
フェイストップ部でヒットしてもビビリ感は無く、
フレーム剛性が高いことが分かる。
そして、この感触のもうひとつの大きな理由は
振動吸収性ではないかと思う。
このダンパーの効果で振動が少ないのだと思い、
途中でメイン2本のみに効くタイプに交換してみた。
(上記写真参照)
ところが、その打球感はほとんど変わらなかった。
ダンパーの振動カット効果だけでなく、フレームそのものの
振動吸収性も非常に高いことが分かった。
この振動吸収性がカシッとした芯のある打球感に繋がっているのだろう。
スピン性能も悪くない。
ソフトながら芯のある打球感は、ボールに確実に意思を伝えてくれる。
大きなスイングで必要以上にスピンを意識しなくても
短いスイングの中で確実にスピンが掛かってくれる印象だ。
ネットプレーでは取り回しが良い分、軽さに不安もある。
少しの手首の操作でフェイスコントロールが出来てしまうので、
自分の迷いがそのままショットに出てしまう感じだ。
まあ、それはワタクシに迷いがあるからってことで、
自信を持ってプレーされる方には特に問題は無い。
取り回しの良さというメリットを重視すれば良い。
全体の印象は、非常に扱いやすく、ボール負けしないラケットというもの。
男性プレーヤーには軽すぎるかもしれないが、女性にはかなりオススメ。
単純に飛ぶラケットを求める方には厳しいかもしれないが、
自分からスイングして、ボールをコントロールしたい方には良いと思う。
見た目がやたらカワイイが、戦闘力のあるラケットだ。
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