肩甲骨と股関節

早々と旭コーチが風邪でダウンした。
嘔吐と下痢でえらいことになっていたらしい。

打ち合わせのため、来春リニューアル予定の
「Ken’sテニスクラブららぽーと」に行くと、
受付担当日だった澤村コーチの横に旭コーチが座っていた。

 「お?もう大丈夫なの?」

 「ハイ、何とか・・・まだろくに食べられないんですが」

 「で、何故ここに?」

 「様子を見に来ました」

意味不明である。
澤村コーチがちゃんとやっているか心配だったのか?

業者さんとの打ち合わせも終わったので、食事に誘った。

 「昼ご飯、行こうよ」

 「はい、ぜひ」

 「あ、でも旭コーチ、食べられないか」

 「いや、大丈夫なもの食べますので・・・」

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妙に豪勢な。 
しかも、天丼とかすき焼きとか迷ったあげくにこれだ。
お前、本当は病気じゃなかっただろう。
まあ、元気になって良かったよ。

さて、しつこくて申し訳ないが、頭痛と首痛がひどい。
おそらく肩こりからくる筋肉の硬直に起因しているのだと思う。

筋肉と関節の柔軟性は非常に重要だ。
これは日常生活だけでなく、スポーツにおいても同様である。
特に、肩甲骨と股関節の柔軟性が重要らしい。

先日、TVを観ていたら、ゴルフの青木功プロも
股関節と肩甲骨の重要性について話していた。
同時に、そのトレーニング方法を紹介していた。

そういえば以前、ナショナルチームのトレーナーでもある田島氏
セミナーでも、肩甲骨と股関節の柔軟性については強調されていた。

ワタクシ、トレーニングは毎朝やっているが、
このところ、テニスの練習が思うように出来ていない。
そのためなのか、関節の柔軟性が失われているような気も。

ということで、田島氏のセミナーで学んだトレーニングというか、
簡単な体操を実践することにした。
すると、かなり効果的なことが分かった。

もちろん劇的に良くなることはないが、明らかに症状が軽くなった。
正直、整骨院よりも、筋肉弛緩剤よりも効果があったと思う。

せっかくなので、いくつかをご紹介。
(モデル:澤村コーチ)

まずは柔軟性のチェック。
力を入れて肩甲骨がどこまで寄るだろうか。
肩甲骨で、背中にペットボトルなどが挟めるくらいだと
結構な柔軟性ではないだろうか。

動かすのは肩の関節ではなく、肩甲骨である。
ラジオ体操でやるような腕回しは肩の関節の動き。
肩甲骨は腕と肩と肩甲骨をひとつのユニットのように
意識しながら、全体を動かしていくイメージである。

その1

腕を水平前方に伸ばす。
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               ↓
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腕を曲げたりせずに、肩甲骨ごと後ろに引き寄せる。
腕を曲げずに、全体を後ろに引くのがコツ。

これを10回3セットなど、回数を決めて繰り返す。

その2

腕をまっすぐ斜め上に上げる
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         ↓
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腕を曲げずに全体を斜め下に引き寄せる。
肩甲骨の動きで、腕までの全体を引き寄せるイメージ。
同じく、何セットか繰り返す。

その3

腕を真横に伸ばす
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     ↓
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腕を曲げずに、内側に引き寄せる。
肩甲骨が背中の中央でくっつくイメージ。
何セットか繰り返す。

その4
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背中に手をあて、反対の手で肘を持ち、手前に引っ張る。
この姿勢で肘を持てない人は柔軟性に黄色信号。
その場合は肩の下など、持ちやすい位置からはじめる。

数日前にゴルフの石川遼選手がやっていたと思う。
おそろしいほどの柔軟性だった。

その5

右手を胸にあて、反対の手で上から押さえる。

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下にある方の肩甲骨を前回し、後ろ回しを数セット。
手が固定されているので、肩関節は回らず肩甲骨が回る。
出来るだけ大きく旋回させるのがコツ。

と、まあ、こんな感じ。
他にもあるのだが、長くなるのでこのへんで。
すべて右左両側やって欲しい。

肩こりに悩んでいる人にもお勧めである。
固まった筋肉がほぐれていくのが分かる。
これならデスクワークの最中でも座ったまま出来るし、
デスク横に立って、数分の気分転換にも最適だと思う。

とにかく、この肩甲骨と股関節の柔軟性は重要である。
スポーツにおいては大きなアドバンテージになるはず。
関節が柔軟に大きく稼動することは、様々な効果を持つ。
特にケガや故障のリスクが少なくなるのは大きなことだと思う。

とういうことで、肩甲骨体操をみんなでやろう!

あ、股関節を書くのを忘れた。
それはまた今度ってことで。

さあ、今日はいよいよ「テニスプロデューサー資格」の最終面接だ。
長時間の面接なので、なんとか馬鹿がバレないようにしなければ。
そんなことはお見通しか・・・

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