竹内まりや

昨日は、打ち合わせラッシュだった。
あっちで打ち合せ、移動して、こっちで打ち合せ。
脳みそが止まらないようにするのに必死だった。

で、風邪はまだ治らない。
咽痛とセキから、鼻水に移行した。
症状が変わったということは、少しは良くなっているのだろう。

さて、竹内まりやがニューアルバムを出した。

ワタクシ、竹内まりやは、J-POPとかニューミュージックじゃなくて、
歌謡曲か軽い演歌だと思っているのだが・・・間違ってる?

「ドリーム・オブ・ユー」とか、「September」とか、
「不思議なピーチパイ」とかデビュー当時は
ニューミュージックの匂いもしたけど、
「本気でオンリーユー」で歌謡曲っぽくなって、
「駅」で、ちょっとした演歌になったと思ってる。
まあ、いまどき「ニューミュージック」ってのも死語だけど。

で、そのニューアルバムだ。

Expessions_2

謳い文句では、「レーベルを超えた、コンプリートベスト盤」とある。
いや、別にレーベルがどうしたこうしたは、どうでもいい。
そんなもの、レコード会社の都合だろう。

だいたいが、前作のベストアルバム「Impression」を出してから、
今回のベストまで、オリジナルアルバムは1作しか出てないし。
やたらベストアルバムを出すあたりは、
ワタクシの好きなギタリストである、高中正義みたいだぞ。

で、そのアルバムを家人が買ってきた。
なんで?

この中に入っている曲、ほとんど全部、
すでに我が家にあると思うのだが。

つまり、文句を言いながらも、竹内まりやのアルバムは
すべて持っているってことだ。
もしかして、ボーナスのカラオケCDが欲しかったのか?

このCDを買うために、イオンのレジに並んでいたら、
店員の60歳くらいのオジサンが突然話しかけてきたそうだ。

 「竹内まりやですか。いいですねぇ。どの曲が好きですか?
  私はねぇ、”涙のワンサイデッドラブ”好きだなぁ。
  いい曲ですよねぇ・・・」

と言いながら、仕事に戻っていったそうだ。(笑)

オジサンも、竹内まりや聴くんだな。
やっぱり、演歌なんだろうか。

「気分は17歳」なんて歌いながら、本人、53歳だからねぇ。
2000年に出したライブアルバム、「Souvenir」なんて、
歌い出しの声が野太くてビックリしたもんなぁ。

それでも、ポップな感じがあるのは、旦那である山下達郎の
プロデュースによるところが大きいのだろうか。

山下達郎は稀代の音楽職人だ。

あらゆる音楽のテイストが詰まった
引き出しを山ほど持っている。
自分もシンガーとして活動しながら、
これほどまでにマルチな音づくりが出来るのは、
山下達郎と大瀧詠一くらいじゃないだろうか。
(大瀧詠一は半隠居だが)

達郎のプロデュースが無かったら、竹内まりやは、
テレサ・テみたいになってるんじゃなかろうかと思う。
(かなりの偏見だけど)

それほどまでに、彼女の楽曲は情緒的だ。
そして、山下達郎はそれを上回るPOPさを持っている。
それが、絶妙にバランスを取っているってのが
ワタクシの印象である。

と、ボロクソ言いながら、竹内まりやのアルバムが
すべて揃っている、我が家である。

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