新生HEADの発表会会場での試打以来、
MG RADICALを打っていなかったことに気づいた。
今年の旗揚げ体制では、ほとんど試打ラケットを出さない
ということで、Ken’sにもまだRADICALの試打が無かった。
そういえば、先代RADICAL愛用のワタクシも
型落ちモデルを使うわけにもいかず、練習のたびに、
あちこちのメーカーの試打ラケットを使っている始末。
ふと、事務所のラケットラックを見ると、1本のRADICALが。
田邉コーチのラケットのよう。
田邉コーチ、今日は公休日。
使っちゃえ!
ということで勝手に借りました。(業務連絡)
田邉コーチのラケットセッティングは、
「太いグリップ&ハイテンションのストリング」。
グリップなんて、4サイズに厚めのグリップテープ巻いて、
さらに太くしてますからね。
ガットもカチカチだし。
2グリップに薄いグリップテープで、40ポンドで張っている
ワタクシとは見事に対極のセッティングです。
勝手にガット張り替えて、グリップも巻き直そうかと思ったけど、
時間が無いのと、真剣に怒られそうだったので我慢。
そのまま使いました。
(硬ってぇ~!)
ということで、Microgel Radical MP
細かいスペックは公式サイトでどうぞ。
さて、早速試打。
田邉セッティング、飛ばねぇ~!
あいつ、いったい何ポンドで張ってるんだろう?
自分の中だけで、飛びが悪いと感じる程度ならまだしも、
一緒にプレーしていたメンバーからも、「飛ばないみたいね」
と言われる始末。
ラケットどうこうじゃなくてセッティングの問題だな、こりゃ。
(勝手に借りておいて、文句ばかり言うヤツ)
とはいえ、名品ラジカル。
徐々に感覚をつかんできたら、やたらと気持ち良く打てる。
カ~ン!という乾いた打球とともに、気持ち良くボールが出て行く。
やっぱりフラットビームは良いね。
何より、ツアー系の特徴でもあるウエイトバランスが良い。
ワタクシ、いわゆる軽量トップライトのバランスが苦手。
いくら全重が軽くても、持ち重りを感じるものはNG。
ダブルスなんかのネットでの操作性に不安があるから。
いちおう、毎朝のトレーニングで鍛えているので、
ラケット全体の重量は気にならないというか、
ほとんどのモデルは振れると思っているので、
手首の返しなどによる操作性が良いかどうかが
かなりのポイントを占めるのです。
つまりはバランスが大事。
その点、ツアー系のラケットはイーブンバランスのものが多い。
結局、飛ばしやすさよりも持ち重りの無い操作性が
良いなということになるのです。
ラジカルも操作性はかなり良い。
ネットでの細かい処理も楽だし、スピン量も思い通りに調整できる。
これはかなりメリットです。
打球感は今までに無く硬質、というか乾質。
大雑把に表現してしまうと、「硬い」となるのでしょうか。
これはおそらく新素材「マイクロジェル」の特性でしょう。
ただし、フェイスセンターでボールを捕らえたときの
食いつきはしっかり感じられます。
このあたりは技術が要求されるところかも。
ラケットに振り回されず、自分の思い通りのボールを
打ち続けたい方にはお勧めの1本。
先代ラジカルよりも、より攻撃的な
プレーが出来るのではないでしょうか。
ワタクシも非常に気に入りました。
やっぱりここ数年に渡り、HEADを使ってきたからでしょうか。
やっぱり、次もこれなのかなぁ。
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