リュビチッチが新たな武器として選んだラケット、HEADのEXTREME。
基本的には、対バボラ ピュアドライブ。
HEADの契約プロではインスティンクトから
チェンジする選手が多いようです。
クズネツォワやミスキナも絶賛だったとか。
早速、試打してみました。
EXTREME
価格:33,600円
レングス:27 1/4インチ
ウエイト:295g
次世代プレーヤーのためのマイクロジェル技術を駆使し、
より高いパワーとスピード性能、そしてプレーヤーの
求める打球感を実現。
A.ミスキナ、S.クズネツォワモデル。
~だそうです。
結構、軽めのラケットです。
あくまでも、”EXTREME PRO”と比較してですが。
長さもPROと0.25インチ差しかありません。
とはいえ、明確に感覚の差はあります。
長い分、ウエイトを抑え、取り回しを良くしているのでしょうか。
フレーム形状から創造されるのは、ピュアドライブの打球感。
もちろん、そこを狙っているのでしょうが。
実際に打つと、意外と芯のある感じ。
もう少し柔らかく抜けるような打球感を想像していたのですが、
どちらかというと、「カツン」みたな打球感です。
飛びもそこそこ普通です。
ツアー系のモデルだけあって、飛びすぎず良い感じ。
このラケット、フェイス形状が円に近く、横広系。
その分、フェイスサイドで捉えた時のブレが若干気になるかも。
極端にぶれたりはしませんけど。
オールラウンドなモデルという印象です。
EXTREME PRO
価格:33,600円
レングス:27インチ
ウエイト:315g
次世代を担うプレーヤーに向けた、正確な手ごたえ、タッチ感覚。
そして卓越したスピン性能を誇る新設計モデル。
ハードヒッターに適用する硬フレックス設計。
I.リュビチッチ、M.ユーズニー モデル。
~ということで、
PROはレングスが0.25インチ短く、ウエイトが重いタイプ。
ワタクシにはこちらのモデルのほうがしっくりきました。
多少のウエイト感は、特に気になりません。
むしろバランスがトップに寄っている方が重く感じますので。
その点、このモデルは問題なし。
持ち重りも、スイング初速の不十分さもありません。
基本的な打球感はEXTREMEと明確な差は感じられませんでした。
少しだけ、硬質な感じはありますが、
スピン性能は確かに高いように思います。
フェイストップ部でボールを捉え、意識的にスピンを掛けると
いくらでも回転が増すようなイメージです。
飛びが悪いモデルではないので、多少のスピンを掛けて
コートに叩き込むイメージなのでしょうか。
両モデルに共通のテクノロジー”マイクロジェル”ですが、
うたい文句では、「コントロール性能をアップさせる」とあります。
だからでしょうか。
若干、フレームというか打球感が硬質な気がします。
個人的には、もう少し「スコン!」と抜けるフィーリングが好きなのですが。
とはいえ、扱えないほど硬くはないので、
シビアにボールをコントロールするには良い線なのかもしれません。
今後、このマイクロジェルが、どのモデルに搭載されていくか
興味のあるところではあります。
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