某所にて。
オールドなシトロエンのバン。
右のGRUMANてのはよくわらない。
いいなぁ、シトロエン。
メッチャ壊れるよね。
間違いない。
でも、乗ってみたい。
さて、某日はスタッフ研修。
会場はレックインドア テニススクール上石神井。
そして講師はこのお方。
中嶋康博プロである。
日本のインドアテニススクールのパイオニアと呼ばれ、
多くのスクール運営、スクール立ち上げに携わって来られたレジェンドである。
とても忙しい中嶋さんなので、この日のスタッフ研修も
幾度もの日程調整の末にようやく実現にこぎつけた。
ということで、まずは考え方から。
とても熱い。
齢70いくつだが、情熱はまったく衰えていない。
いや、聞いている若手の何十倍も熱い。
本気でテニスを、テニス界をなんとかしたいとの思いが伝わってくる。
オンコート研修。
「すべてはお客様、テニス愛好者のために」を身をもって実践。
それはお客様に喜んでもらえるのか。
それは上達につながるのか。
それでコーチは100%のレッスンをしているのか。
まったく妥協なく、次々とメニューとお題が出される。
「これ、どれだけ時間オーバーしていいのかな」と聞かれ、
「中嶋さんがここまでと思うところまでお願いします」と答えた。
結果、1時間半近く予定時間をオーバーして終了となった。(苦笑)
本当に熱い研修だった。
テニスをどうにかするってこういうことなんだなと思った。
結局のところ、良いスクールをつくるのはリーダーの熱い想い。
トップの譲らない想いだ。
それが中嶋さんの中に流れている。
それに触れる大チャンスが今回の研修会なんだけど・・・
まあ、休みは休みたいのかな。
中嶋さんの何がすごいか。
現在のインドアテニススクールで当たり前になっていることを最初につくった方ってこと。
テニスブームの走りの時期とはいえ、天井も低い、狭いボーリング場を改装して、
テニススクールにするなんて発想はなかった。
コートが狭いなら、仕切りネットでスペースを分割して、同時に何人も練習出来るようにする。
1面を縦分割して、ドリルを複数、同時進行させる。
今はどこのスクールも普通にやっていることを最初に思いつき、商品化したってことだ。
「パイオニア」の称号も当然である。
「ファーストペンギン」という言葉がある。
↓
「群れの中から危険が待ち受けている海へ最初に飛び込む勇敢なペンギン」から転じ、
「リスクを恐れずチャレンジする人」を意味する英語の成句。(ウィキペディアから)
まさに中嶋さんはファーストペンギンだった。
そしてそのチャレンジスピリッツと情報収拾力は今もトップランナーだ。
そういう意味で中嶋さんと関われる機会は非常に貴重。
ワタクシは、レックインドア 新百合ヶ丘の立ち上げでたくさんのことを学ばせてもらった。
ながらくテニス業界にいるが、中嶋さんと仕事をご一緒させていただいたのは、これが初めて。
会社としてのアドバイザー契約だったが、個人的にもとても得るものが多かった。
そんな貴重な機会を会社としてフルに活用できただろうか。
「そんな、仰ること全部は無理です」
「ウチはいままでこうやってきたし」
そんな逃げを打ってはいなかっただろうか。
少しでもそんなことがあれば大きな損失だ。
終わりなきテニスへの情熱、上達して欲しいとの想い。
それを身近で感じられるチャンスの1年だったが、吸収できただろうか。
聞いただけで終わったら意味はない。
幾つになっても、どんなポジションになっても「想いは熱く」を感じた
中嶋プロの研修だった。
ホントにこの価値を理解した方がいい。
こんな出会いとチャンス、そうそうないから。
大企業じゃないのに大企業病になってはいないかな。
現状維持は衰退ってことなんだけど。
色んなことを考えた研修だった。
中嶋さん、ありがとうございました。
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