まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!
元日、暗いうちから自転車に跨がり走り出す。
初日の出を拝みに行くのだ。
東の空を振り返る。
2014年の幕が開けようとしている。
さらにペダルを強く踏みしめ目的地へ。
日が昇るまでの数十分。
色んなことに思いを巡らせる。
家族のこと、故郷のこと、仕事のこと。
色んなことが山積み、そしてやりたいこともたくさんある。
プレッシャーもあったりするが、前に進むだけなのでむしろ楽しみ。
あらためて気合いを入れ、日の出を拝んだ。
良い一年になるそうな気がする・・・
ではなくて、自ら良い一年にするのだ。
今年も楽しみだ。
さて、元旦もTEAM RECの面々はあちこちで活動中。
スクールでは大晦日も元旦もイベントを組んでいるし、
ウメダコーチは穂積絵莉プロの帯同で香港だ。
(休んでるのがちょっと心苦しい、ワタクシ)
年明け最初の試合となったHongkong ITF $2500の2回戦もストレート勝利。
江口選手と組んだダブルス2回戦も勝利である。
練習から試合をみながら刻々と情報を送るウメダコーチも大変だ。
今回はトレーナーの先生も帯同してくださっている。
2年前の全日本ベテランで連日、ウメダコーチの体をケアしてくれた先生が
今回は穂積プロのフィジカルケアについてくれている。
タフな試合が続くトーナメントにおいて、
とても心強いサポート体制であることは間違いない。
おそらくだが、こういうサポート体制を組める選手はそう多くない。
ツアー駆け出しの選手のほとんどがコーチをつけることも出来ず、
ひとり荷物を抱えて各地の大会に向かう。
いわゆる下積みである。
そこからランキングを上げ、ITFからWTAへと上部大会の出場を目指す。
上部大会はホスピタリティも充実しているから、ホテル、食事、
練習コート、メディカルケアも完備しているようだ。
つまり選手がプレーに集中出来る環境がより整っているということ。
どの世界にも明確なヒエラルキーが存在する。
バイクのレースだって、ワークスと呼ばれるバイクメーカーチームは
サーキット内の一番良い場所に大きなピットを陣取っているし、
次に良い場所に入れるのはセミワークスと呼ばれるメーカーのチーム。
プライベートチームはサーキットの外の小さなレンタルピットに陣取る。
ライダーもワークスライダーと呼ばれるスター選手は
チームのキャンピングカーでゆっくり休めるだろうが、
プライベートのライダーはバイクを降ろしたワゴン車に寝て
外の水道で顔を洗うのだ。
資金力に圧倒的な差があるから、マシンも違う。
ワークスのパーツはプライベートは手に入れられない。
レースは資金力であることをまざまざと見せつけられる。
しかし文句を言っても始まらない。
最終的にそこから這い上がるしか無い。
這い上がればスポンサーがつき、お金が回り、強いマシンが手に入る。
強いチームからも声が掛かるだろう。
それが勝負の世界なのだ。
テニスも同じ。
ランキングを上げ、上部ツアーに出る。
様々な環境が整っていく。
よりプレーに集中出来る。
とにかく上がっていくのみである。
穂積プロはグランドスラムの予選に手が届いた。
これが早いのか遅いのかは分からない。
ウメダコーチは「ようやくここまで来た」と言う。
一方、「でもまだまだです」とも言う。
「グランドスラム出場を記念にしても意味が無いですから」と言う。
すべてはこれから。
穂積プロとウメダコーチはまだまだ先を目指す。
だから、ワタクシたちは穂積プロと所属契約をしたのだ。
グランドスラムに何度も出場している選手ではなく、そこに向けて進んでいる選手、
その姿にワタクシたちのチームの姿を重ね合わせて一緒に前に進みたい。
TEAM RECの皆がそれぞれの場所で頑張っているとはそういうことだ。
元旦くらいはそんなことを考えるワタクシであった。
(いや、いつも心の奥には持ってるんすよ、ホント)
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