まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!
卒業のシーズンである。
ミスタッチで「失業のシーズンである」と変換されて
悪い予感がしたのはヒミツである。
我が家の12歳児も6年間お世話になった小学校を卒業した。
ワタクシもカメラを抱えてギャラリーから激写。
カメラマンのために2階を解放するのは良いシステムである。
「楽しかった山村留学〜!」「山村留学〜!」
「私たちは今、旅立ちます!」「旅立ちます!」
これって今もあるのね。
うーん、少し醒めるな・・
とはいえ、見事な合唱で少しウルっと来たワタクシであった。
ちなみに卒業式の招待状はこんな感じ。
「お母さんへ」と書いてあったので、
「お父さんへ」があるかと思ったら無かった。
なんで?(涙)
とにかく卒業おめでとう!
さて、新製品ラッシュの2〜3月の後半、
日本が世界に誇るラケットメーカーから満を持しての新製品がリリースされた。
歌舞伎役者を思わせる赤と黒のコスメ。
まさにツアー系のトップモデルの風格である。
YONEX VCORE TOUR F 97
■フェイスサイズ:97平方インチ
■ラケット長:688mm
■ウエイト:G/319g LG/290g
■バランス:G:平均310mm、LG:平均325mm
■ストリング:16×21
■価格:32,000円
ヨネックスさんのツアーモデルVCORE TOURの後継モデルとして
リリースしたニューモデルである。
特徴的なのは、このエアロフィン。
フェイストップ部のフィン形状の突起が
空気の流れをスムーズにし、スイングスピードを上げる。
そして、このストリングパターン。
クロスストリングが21本と最近のラケットには珍しいセッティング。
フレーム厚は21-21-20とほぼフラットビーム。
見るからにゴツそうなモデルである。
もともとYONEXのVCOREはゴリゴリのツアーモデル。
それなりに使い手を選ぶラケットである。
そして今回、「F」が登場。
レクサスでも「F」と言えば、めっちゃハイスペックなモデル。
一度、IS Fに試乗したがその加速と走行性能にビビった記憶がある。
ということで、Fに期待しながらの試打である。
速い!
エアロフィンの効果なのかは分からないが、
今流行りのスピードボールが飛び出すラケットである。
ビュン!と振れば、ボールを潰し、一気に打ち出す。
バボラのピュアストライクで始まったスピード競争が
さらに加速したような印象を受けた。
そして、剛性が高い!
ストリングパターンの恩恵だろうか。
フェイストップ部での打球感は秀逸。
カチッとした感触でしっかりボールを潰してくれる。
上級者がフェイストップ部で打球する機会が多いことを思えば、
このストリングパターンはある意味正解なのかもしれない。
この恩恵は非常に大きい。
ワイドに振られた場面で、パスをクロスアングルに持って行きたい。
フェイストップがヤワだと思ったようにスピンが掛けられない。
やはり極限状態で信頼できる剛性は重要。
そのあたりをしっかり押さえた感触である。
スピン系は完全にボールを潰すイメージ。
スナップバックで引っ掛ける印象はあまり無い。
フラット系のスイングをするプレーヤーにより合うのではないだろうか。
ボレーもキレが良い。
やはり、フェイスのトップ寄りが負けないのはメリットである。
パン!と咥えて、スパン!と出ていく。
まさしく「キレキレ」のショットが可能になる印象である。
そしてサービス。
実は個人的にはエアロフィンの効果はよく分からなかった。
ただしボールは鋭いのは分かった。
もしかするとこれがエアロフィンの効果なのかもしれないが、
空力抵抗の変化によるスイングスピードの違いが分かるほどの
感覚は持ち合わせていない・・
というか、そういう人はほとんどいないと思う。
やはり球速などのデータが無いと分からないと思う。
とはいえ、打球は確実にレベルアップした印象である。
ワタクシとしては、フェイストップ部の
剛性アップの効果が大きいような気がした。
とにかく今風のラケットである。
カチッとした打球感で、バシュッとボールを潰し、
速いテニスを実現する。
ボールを潰せて、スピードテニス展開したい
男性プレーヤーにオススメしたい1本である。
全体に感触は乾いた硬質。
この感触が好きな人にはドンピシャかも。
ちなみに今回の試打は、
攻撃的じゃない面構えのソトヤマコーチに付き合ってもらった。
この後、飲み屋で日本酒をガバガバと攻撃的に飲んでいたのはヒミツである。
コメント