2匹とも気づけば日向でまったりしている。
至福の時って感じがとてもいい。
犬って何考えてるんだろう。
さて、目からウロコというか、ちょっと無かった考えを聞いた。
ブログやポッドキャストを聞いている、ある経営コンサルタントの話。
仕事が好き、仕事を一所懸命やるタイプの人は、仕事そのものが好き。
だから、自ら動き、サボったり、手を抜いたりもしない。
そして成果も出すことが多い。
あるミッションが終わると次のミッションを探す。
何故なら仕事が好きだし、楽しいから。
実はそこには大きな欠落がある。
それは、「仕事をする」ことだけに価値観を置いてしまうこと。
簡単に言うと、仕事が出来れば良い、楽しいと思うこと。
もちろんそういう人だから一定の報酬は得られるが、
実はそれ以上にはならない。
そういうタイプは雇用者にとって非常に便利な存在。
使い勝手も良いし、成果も出す。
監視も管理の手間もかからない。
次々にミッションと責任を与えれば、喜んで動く。
そして満足してくれる。
日本の教育制度は、優秀で従順な人間を作り出す。
前述のタイプはまさにその産物。
ある意味、洗脳された存在である。
だから使う側にとっては、そのまま洗脳されていて欲しい。
余計なことは考えずに、働くことに喜びを見出していて欲しい。
洗脳が解けて、自らの価値創造や売り方、
独立などと思考の転換はして欲しくない。
何故なら便利な存在だから。
しかしそれはキャリアは積み続けるが、
その人の人生はひとつもつくっていない。
やりがいもあり、仕事も面白くて仕方ないが、
一生使われる側でおしまい。
実はそれが資本主義の構造であると言うもの。
なるほどそんな考え方もあるのかと思った。
実はワタクシ、「仕事のご褒美は次の仕事」と思っている。
仕事があること、成果を出すこと、望まれることが大事だと思っている。
ある意味、良い仕事が出来ればそれで良いというタイプ。
もちろん、一定の正しい評価や報酬は欲しいが、
エラくなりたいとか、ポジションとか名声とか、
そっち方面にはあまり・・という感じ。
やっていれば、評価は勝手について来るだろうし、
やってきたこと、出来ることの延長にしか
報酬もポジションも無いだろうと。
それって単によく働く便利な人なのか?
いや、それが悪いとは思わないし、それで良いと思っているのだけど、
この話を聞いて、そうかそういう価値観は確かに洗脳なのかもなと思った。
野球とベースボールの違いのように、
やることそのもの、行為の清廉性に価値を見出す。
「〜道」みたいな世界は国民性なのかもしれない。
経営コンサルタント氏はそれを搾取と表現していた。
ワタクシは一足飛びにそうは思わなかったが、
行為のみに価値の軸を置くのは、
確かに視野狭窄かもしれないなとも思った。
この話を聞いた時、大阪で起業し頑張っている元同僚が頭に浮かんだ。
彼は、昔から手を抜かず、妥協せず、とても一所懸命仕事をし、成果を出す。
そして現在は、そのキャリア、スキルを人生をつくることに紐付けしている。
なるほど、そこの差なのかもと思った。
うむー。
たしかに便利な人、使い勝手の良い人で終わってもねぇ。
気づけば、残りも少ない仕事人生。
どんなスタンスが良いのか。
自分の考えは違っていたのか。
考えるほどに難しい。
四十にして惑わず、五十にして天命を知るだっけ。
孔子って嘘つきだなぁ。
いや今回の話、別の切り口に触れられたことを幸せだと考えよう。
常に意識改革ってことかもしれない。
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