年末のご挨拶に、田喜野井グリーンテニスクラブにお邪魔した。
天気が良かったので、自転車で行ってみた。
9km程度の道のりだが、アップダウンがきつくて
到着した頃には汗だくになっていた。
ここのオーナーさんはとても穏やかな人柄。
もう20年以上のお付き合いで、
ワタクシの駆け出しの頃も知っておられる。
若さゆえにトンチンカンな気合が入りまくっていた
昔の話をされると、穴があったら入りたくなる。
クラブハウスにラケットが置いてあった。
Futabaya HI-SHOT
ウッドラケットの基本みたいなフォルム。
なんていうか、ウッドの黄金スペックだね。
フレームの反りがほとんど無いのが素晴らしい。
ナチュラルストリングが張ってあったらしい。
乾燥だろうか、あちこち切れている。
ナチュラルならでは。
この時代は、「シープガット」って呼んでたっけ。
フタバヤのロゴ。
当時は、「フィッチ?」って回して、「ラフ」とか「スムース」って言ってたよね。
今は、「UP」とか「DOWN」て言ってるけど。
フタバヤラケットといえば、
ハイショット
ゴールデンショット
ウイニングショット
の3機種が代表モデルだった。
テニス部の先輩からは、
「ハイショットは硬いから、もっと上手くなってから使え」
なんてこと言われたっけ。
ワタクシ、ゴールデンショットを使っていて、
「いつかはハイショットを使えるようになりたい」って思ってた。
さて、このハイショット、ただのハイショットではない。
そう、これは坂井利郎さんのラケットなのだ。
クラブオープンの時のイベントで坂井利郎さんが来られた時の
記念ラケットなのだそうだ。
ストリングがナチュラルなのも、ステンシルが入っているのも
坂井さんの使用ラケットならではってことだ。
(当時は、アマチュアはステンシルは入れていなかった)
ラケットカバー
カバーまでネーム入り。
さすが、時代を代表する選手だ。
当時、フタバヤラケットの看板選手といえば、
坂井利郎さんと平井健一プロだった。
対して、カワサキラケットの看板選手は、
神和住純プロと福井烈プロだったっけ。
で、九鬼潤プロはミズノのブラックジャックだった。
ああ、懐かしい。
そんな良き時代のラケットが田喜野井グリーンテニスクラブにある。
「これ、ボクにください」と言いたかったが、優しいオーナーさんが
返事に困るだろうと思ったので、写真でガマンして帰ってきた。
欲しいなぁ、あれ。
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