街のソフトボール大会があった。
この大会は親睦が目的なので独自ルールがある。
・必ず女性が入っていなけれないけない
・ピッチャーは速いボールを投げてはいけない
・リード、盗塁禁止(ソフトってそうなの?)
そんなレギュレーションに惑わされてか、
ソフトボールと野球という一見同じようだが
まったく勝手が違うことに対応出来ずだか、
とにかく勝てずにきた。
そして前大会、悲願の初戦突破。
ベスト4までコマを進めた。
しかし、午後の部は棄権。
マリンスタジアムにプロ野球交流戦を観にいくので
メンバーが揃わないからだ。(なんつう理由だ)
つまり、負けずに終わった前大会だった。
勘違いの自信をつけ、臨んだ今大会。
狙うは優勝のみ。
ワタクシは所用があり、初回戦は間に合わない。
2回戦から出場の予定だった。
用事を済ませ、会場に行く。
もう1回戦は終わったようだ。
「次何時?」と聞くと、「負けたよ、負け!」って。
まだ午前中なのに、もう終わりかいっ!
「残念会するぞ!」
「オレは残念じゃないからいい」
「出られなくて残念だろ」
ということで、昼から近所のファミレスで宴会。
ひとしきり飲んで食べて店を出ても、まだ2時半。
「カラオケ行くぞ~!」ってことで、真昼間からカラオケだ。
飲んで歌って、フラフラになって、店を出たのが7時。
ところが、家に帰ったところから記憶がない。
気がついたら朝の4時だった。
リビングに行くと、ポツンとナポリタンが置いてある。
「なに?これ」
「覚えてないの? ゴハン食べる?って何度も起こしたのに
そのたびに、あとで食べるって言ってたから。ハイどうぞ!」
どうやら速攻で寝てしまったらしい。
子供たちにも聞かれた。
「おとうさん、昨日は具合悪かったの?」
「いや、その・・・ちょっと飲んじゃって・・・」
「呼んでも起きないから、熱でもあるのかと思って心配しちゃったよ。
せっかくおかあさんがつくってくれたご飯食べないなんてひどいよ」
「申し訳ない」
「何杯飲んだの?」
「覚えてない・・・3杯くらいかな?」
「3杯じゃそんなにならないでしょ。
今日から1ヶ月間、お酒禁止ね!」
「仕事のお付き合いもあるし・・・それはちょっと」
「ジュース飲めばいいじゃん」
「そ・・そうだね」
ナポリタンを食べながら、飲みすぎ注意と
自分に言い聞かせた胸焼け寸前の朝だったのだ。
面目ないっす。
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