ウインナーとか、窓口と権限とか。

仕事

仕事帰りに串カツ田中へ。

タコさんウインナー、安くて美味しい。
飲み物を頼むと、チンチロリンを勧められてついやってしまう。
結果、メガジョッキを飲む羽目になるのが、田中あるある。

さて、こんな話を聞いた。

あるテニススクール運営会社が施設を持つ会社と業務提携をし、スクールを開講していた。

そのオーナー会社側に窓口の方がいたのだが、厄介なことが多々あった。
業務委託をしている運営会社を「下請け」と見ているので、
何をするにも上からの物言い、態度もそのままだった。
加えてそこに配置してる担当責任者(コーチ)は若手だったので、
その関係性は完全に上下だった。

では、その窓口の方が偉い人かというと一社員。
詳しい階級はわからないが、年齢もキャリアも上の方が部署にいるから、
おそらくだが主任くらいの感じだったのだろう。

問題は会社としての話が出来ないこと。
何らかの提案や要望を伝えても、その担当窓口の段階でことごとく却下される。
運営会社は若い担当者が言おうが、本部の上位者が言おうが会社としてのアプローチなのだが、
担当窓口の段階、つまり入り口で「それは無理」「出来ない」と却下。
先方の会社としての検討テーブルに届かないのだ。

担当窓口の方は、「私が仕切っているんだから」「私が決める」とのスタンス。
もちろん、上の方もある程度の事情はわかっているのだが、
「そういうタイプで困ってるんだよね」という感じ。

ならば指導するなり、管理するなりしてもらえないかとも思うのだが、
なかなかそうはいかないのは、担当窓口の方がその業務を抱え込んでいて、
他の人にはわからないことが多すぎてブラックボックス化しているから。
ヘソを曲げられると困るってことらしい。

そこがその会社の弱点だよねと思いながらも、他社のことなので
「体質改善しましょう」とか、「ジョブローテーションしましょう」などと
踏み込んだことも言えず、おかしな状態はそのまま。

担当窓口って、窓口ってことであって、決定権者ではない。
話が来たら、しかるべき部署や人で案件を精査して結論を出すのが当たり前。
それが会社対会社であり、協業することだと思うのだが、
「勝手に別の人と話をしないで」「私を通さないものは進めない」と、
支配者のように振る舞うことに辟易したという話。


とはいえ、こんな話はめずらしいことではない。
そんなタイプの人はどこにでもいる。

担当になった途端に協業先に「自分にだけ連絡を」と言い、すべてを抱えて情報を独占。
結果、他者に見えない状態に。
そして触らせないから、属人化はどんどん進む。
最終的な決定事項のみが公開されて、プロセスおいての意見はまったく言えない。
(というか知らされない)

これって何なのだろう。
縄張り意識?ポジション確保?
縦も横も箱の中で全体が良くなるとも思えないのだけど。

というわけで、「誰が」や「俺が」の人や人事が第一に来ると、
組織としての活性化や継承は永遠に進まないのだろうと思う。
「何が」「何を」の事を見て、適任者をフレキシブルに決められる組織が強いのではと思う。

まあ、そうは言っても、采配は上位者が決めることだから、
結局のところ、「おぼえがめでたい人」になるために動ける人が強かったりもするのだけど。

まあとにかくあちこちでそんなことを目にする。
もしかしてこれが世の中の標準なのかと思うほどに。

そんな話を聞いて、「組織ってそういうものじゃないじゃない」と思うワタクシは、
青臭い理想論者なのかもしれないなと思いつつ、
それでもやっぱりそうじゃないよねとは思うのだ。

だからいつまでも兵隊止まりなのだな。(笑)

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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