奈良とか、働きすぎはとか。

クルマ

東北自動車道だけど、奈良。

なんのトラックなんだろう。
妙に迫力があった。


さて、久々のDSGシリーズ。

DSGってのは「どうしようもない組織の現実」ってこと。

「たくさん働くことと評価は別」

仕事って不思議なもので、やればやるほど増えていく。
ひとつこなして、また次のミッション。
それがずっと続く。

考えてみれば当たり前で、出来そうな人に仕事を頼むわけで、
ミッションがあるところに集中するのは道理。

その昔、「仕事のご褒美は次の仕事のオファー」と思っていた。
実は今もその考えはあまり変っていなくて、
それなりにやっているから次の仕事を任せてもらえると思っている。
評価は「仕事があるか」ってことだ。

サラリーマンは短期的には仕事の量と報酬はそれほど一致していない。
長期的にはポジションなどに影響するが、基本はやってもやらなくても給料は変わらない。
ならば、言われたことをそこそこやっていれば良いと割り切る考え方もある。
口に出さずとも、そういうマインドの人ってけっこう多い気がする。

一方で、やらずにはいられないタイプの人間もいる。
どちらかといえば、ワタクシもそちら側のタイプ。

ただ、最近思うわけ。
休みもなくたくさん働くことは評価とは関係ないって。

自分に限らず、すごく働く仲間はいる。
休日も仕事のことを考えているし、連絡があれば対応するし、
何なら非常事態が起これば、何をおいても駆けつける。
朝も早くからスイッチオンだし、夜も遅くまで何かをしている。

ある意味大したものだ、偉いなぁと思う。

一方で、時間通りにきっちり働いて、時間外は基本連絡はつかない。
休日はしっかり休むし、これまた連絡はつかない。
休暇もしっかり取るし、飲みにもいくし、遊びにも行く。

では、このタイプが評価が低いかというとそんなことはない。
むしろ昨今の「働き方事情」においては褒められるべき仕事ぶりかも。


どちらが良いのか、それはわからない。
ただ、今の世の中の動きの中では後者が正しいような気もする。

そして、「業務があるんで」と飲みや遊びを断るよりも、
ある部分の仕事をうっちゃってでも、それに付き合う方が
やっぱり周囲や上のウケが良かったりもする。
それが人の集まり(組織)の面白いというか、難しいところでもある。

まさに、DSGだよなぁと思う。

でも、それが現実。

実際に昼夜問わずメッチャ働いて、身体や心を壊してしまっては元も子もない。
組織なんてのは冷たいもので「あれだけ働いてくれたから」なんてことは思わない。
むしろ「そこまで働けなんて言ってない」と、壊れたら外されるだけだったりする。

実際にはそのおかげでチームや組織の今があるとしても、
壊れて戦線離脱したらそこでお役御免なのだ。

現在、労働者は法的に過剰なくらいに守られているから、
身体や心を壊しても、一足飛びにクビになったりはしない。
休職も出来るし、復職も保障されている。

とはいえ、一度戦線離脱したら、ラインからは外される。
それまでどれだけ働いていたとしてもだ。

やっぱり、壊れるまで働いちゃいけないんだなと思う。
そこはコントロールしないといけない。
それも含めて能力ってことになるのかもしれない。

何においても程度ってものがある。
人によって上限も違うし、「やってる自分」の評価基準も違う。

どこまでやるかは自分次第だけど、酒量と同じで己を知ること、見極めが必要。
壊れるくらいならその場から逃げた方が良い。
そこまで組織は面倒を見てはくれないし、優しくもない。

自分と大事な人を優先しよう。
自分が壊れたらどうなるか。


死ぬ瞬間の5つの後悔 ブロニー ウェア 

緩和ケアの介護士であるブロニー・ウェアさんの著書によれば、
死ぬ間際に後悔することは5つだそう。

  • 自分に正直な人生を生きればよかった
  • 働きすぎなければよかった
  • 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
  • 友人と連絡を取り続ければよかった
  • 幸せをあきらめなければよかった

本当に大事なことを忘れずに生きたいなと思う。
一番大事なのは自分とその健康じゃないのかな。
自分が生き生きとして健康なら周りも幸せなはずだよね。

何事もバランスなのかもしれない。
なんだかなぁってのもあるけど。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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