お祭りとか、SPEED or BOOM どっち?とか。

テニス

地元のお祭り。

もう野球チームのみんなが出てきたり、子供たちが一緒に行ったりもない。
そもそもこの日に地元にいること自体が偶然て感じ。
なんとなく一周して帰ってきましたとさ。

さて、HEADラケットを打ち比べてみた。


HAEDの扱いやすさ系代表2シリーズ。
BOOMとSPEEDだ。

といっても、どのシリーズも様々なタイプがあるので、
あくまでシリーズ全体のイメージってことで。

今回は、比較しやすいように中核モデルのMPを打ち比べ。

まずは、BOOM MP

■フェイスサイズ:100平方インチ
■ラケット長:27.0インチ
■フレーム厚:24.0mm
■ウエイト:295g(フレーム)
■バランス:315mm
■ストリングパターン:16×19
■グリップサイズ:G2,G3
■価格:¥37,400(税込)


HEADの中では比較的新しいシリーズ、BOOMもずいぶんと定着した。
最初はカラーリングもきれいで女性プレーヤー向けかと思ったが、
当たりはソフトだがなかなかの破壊力を持ったモデルである。

実際、打ってみると、やはり当たりはソフト。
この振動吸収性というか、ガツン!と来過ぎない打球感はオーセチックの恩恵か。
とはいえ、HEADはどのシリーズにもオーセチックは搭載されているわけで、
中でもこのBOOMの打球感のマイルドさは、
やはりBOOMの設計思想に他ならないということだと思う。

マイルド感方向なラケットながらストレートビーム(フラットなラケット厚)、
そして、ボックスぽいスロート部。
よく見ると、攻撃モデルの要素を持っている。

そんなソフト感もありながら、フルスイングでもパワーロスせずに
ボールが飛んで行ってくれるのがこのモデルの特徴。

ガツガツした打ち心地ではなく、ホールド感によるコントロール性もありつつ、
快適プレーで良いボールを打てるって感じがいいなと思った、BOOMである。


そして、SPEED MP

■フェイスサイズ:100平方インチ
■ウエイト:300g
■ラケット長:27.0インチ
■バランス:320mm
■フレーム厚:23mm
■ストリングパターン:16×19
■グリップサイズ:G2,G3
■価格:¥39,600(税込)

言わずと知れたジョコビッチ愛用モデルだ。
本当にジョコビッチが使っているかは知らんけど。

やっぱり、SPEEDだけにスピードボールが飛んでいく。
って、そのまんまかいっ!!

弾きの良さは、BOOMのそれとは明らかに違う。
若干硬質な打球感でまさに振った分を裏切らず、ボールが飛んでいってくれる。

この球離れ感は絶妙。
オーセチックの恩恵は確かにある。
ワタクシ、個人的にはSPEED派ではなかったが、
今回のモデルはガツッと固すぎるフィーリングが薄れ、扱いやすくなった。
おっ!これは使いやすい!と思ったくらいに変わった。
すごいな、オーセチック。

が、BOOMの後に打つと、やはり球離れが良い攻撃モデルの色合いが強い。
やはりSPEEDはSPEEDなのだ。

しっかり振れて、ボールを打つ感触が欲しい方はSPEEDがオススメ。
高速テニスを実現しやすいのはSPEEDだと思う。

一方で、腕への衝撃を軽減しつつも、しっかり打ちたい方はBOOMかなと。
どちらもそれぞれに良いところはあるのだが、
球離れならSPEED、ホールド感ならBOOMってところだろうか。

HEADの2シリーズ、どちらが良いか悩ましいところだが、
打球感の好みで決めてみてはどうだろうか。


ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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