流行りの高級食パン。
近所にもお店ができていた。
営業中は行列ができている。
予約制みたいなのに、何で?
一度は食べてみたいなと思いつつ、
なかなか腰が上がらない。
さて、ようやく再開の日を迎えた。
ホントに長かった。
学生時代、初めてテニスコーチのアルバイトをした時、
師匠に「平和だから出来る商売なんだよ」と言われた。
日本は平和だし、テニスブームだし、世の中を知らない大学生には、
なんのことやらだったけど、その言葉は何となくずっと憶えていた。
東日本大震災。
当然、スクールは休業。
政府発表、電力供給事情、世の中の空気を読みながら、
様々な対応や再開へのジャッジをしなければならない日々。
こんな状況でテニスしていいの?
生きるために必要なことじゃないよね。
自問自答しながら、そうか、こういうことなんだと
あの時言われた言葉を思い出したりした。
そして今回の休校。
日本中、いや世界中が危機にさらされ、対応を迫られ、
3.11の時よりも長期の休館という事態に。
どうなる、どうする、いつまで。
出勤やテレワークをしながら、ジリジリと焦りばかりが増していく。
そして再開の兆しが見え、皆でその日が来ると信じて準備。
施設の作り込み、新しいマニュアル、コーチたちの練習(みんな鈍っていた。苦笑)、
コーチ、フロント、全スタッフの研修を急ピッチで行う。
もしかしたら、それでも再開はならないかもしれない。
そんな思いが頭をよぎる。
それを打ち消して、準備を進める。
そしてようやく再開の日を迎えた。
この日は本社でのミーティングを終え、
レックインドアテニススクール上石神井へ。
様々な感染防止対策の中に
スタッフさんが描いてくれたウェルカムボード。
フロントスタッフさんが描いてくれたんだな。
ありがと!
皆で全力でお客様をお迎えしましょう。
初日は大きな混乱もなく、何とか終えることが出来た。
お客様からは「対策、完璧ね!」とお褒めのお言葉もいただいた。
ありがとうございます。
スタッフも皆、レッスン間の除菌や普段はない作業に
積極的に取り組んでくれている。
まだ、事情があって出勤出来ないスタッフの穴埋めも
全員で協力して手配してくれている。
「大変だけど、やっぱり再開は元気になりますね!」
とは、フロントのアヤノさん。
いいスタッフが揃った良いチーム。
そんなことをタケダコーチと話しながら、ちょっと涙が出た。
ホントにみんな、ありがとね。
ジュニアチームも練習を開始した。
まだ照明は点けないで、日没までだけど、
とにかくコートに立つことが出来た。
みんな、感謝して頑張ってね。
逆境の時、人間力、チーム力がわかるって言うけど、
本当に全員で果たした再開だなと強く思った。
でもここがスタート。
これからしばらくはコロナ対策をしながら、
様々なアップデートしながら営業を続けていく。
コートにボールの音が響き、お客様が笑っている。
当たり前の風景がとても大事に思えた。
楽しみましょう。
テニスは素晴らしいスポーツです。
感動と感謝の再開の日。
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