鬱陶しいとか、全体とか。

仕事

ソファでくつろぐ3匹。
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Cocoさんが一番偉そうだけど。

実はソファでこんなふうにしていることは少ない。
誰かが座るとすぐにこうなる。
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「撫でて」攻撃だ。
とにかくべったりくっついてくる。

「こんな彼女がいたら鬱陶しくてしょうがないよね」
と長男に言ったら「ふーん」と流された。
彼にもそのうち彼女が出来るのだろうか。
アッサリしたタイプの方が楽だぞ。

 

さて、それは全体主義なのか。
それとも組織論なのか。
よく分からなくなることがある。

「アイツがいると皆がダメになる」って台詞。

かつてのドラマの「腐ったミカン理論」なのか。
あの当時は、人はそんなじゃないって話だったと思う。
たぶんね。

実はワタクシの故郷では放送してなかったから、
リアルタイムじゃ観ていないのだけど。

しかしそういう台詞、たくさん聞く。
学校じゃ無くて社会に出てからの方が多かったりする。

「皆が倒れちゃうからな」
「(〜は)組織にとって良くない存在」
「このままじゃ会社がダメになる」

本当にそうだろうか。
本当にそうだったのだろうか。

その人間はそこまで影響力を持っていたのだろうか。
そんな評価をされている人間が
組織をダメにするほどのポジションにいるのだろうか。
だとすれば、その状態そのものが、組織のアキレス腱かもしれない。

本当にその人間は組織をダメにするほどの破壊力と能力を持っているのか。
そもそも評価していない人材なのに。

単に自分に合わない、自分が好きではないことを
言い換えただけじゃないのだろうか。

人を外す、排除するために、
「全体」という葵の御紋を持ち出していないか。

「(〜がいると)皆がダメになる」は一見正論だけど、
便利で危険な言葉かもしれない。

よほど能力があって、それが負の思考で
意図的に組織を潰そうと破壊力を持って動いているなら
徹底的に潰し、排除すべきだと思うけど、
そこまでの人間は現実にはあまり会ったことがない。
ドラマの世界ではよく見る話だけど。

多くは、それぞれの正義のベクトルがブレているか、
自分のことしか考えていないという瑣末なレベルが多い。
つまり、その程度のことで組織はダメにならないし、
ダメになるような組織は、それで無くとも早晩ダメになるってこと。

腐ったミカンを取り除くことで全体が良くなることはない。
せいぜい現状維持だ。

一度腐ったミカンは腐り続けて、菌を周囲に撒き散らし腐らせるが、
人は腐っていても立ち直る可能性がある。

取り除くよりも、方向を合わせる、立ち直らせる方が良い場合もある。
ただただ、文句を撒き散らしているとかの問題があれば、
一時的に保管場所(ポジション)を変えることはあるかもしれないけど。

何れにしても、組織論なのか、個人的な感情論なのか、勘違いをしないようにしたい。
本当にそれが全体を良くすることなのか。
自問自答出来るメンタリティを持っていなければと思う。

「皆がダメになる」はとても怖い言葉。
自分の中にそれが浮かんだ時は要注意。
もう一度、冷静に「人」ではなく「コト」で考えたい。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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