AIRSTREAMとか、お疲れ様でしたとか。

仕事


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
頑張ろう、日本!

 

日課のウォーキングコース。
裏原宿通りから表参道を横切ったあたり。
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AIRSTREAMトレーラーを使った良い感じのカフェ。

AIRSTREAMって雰囲気あるなぁ。
ウチのクルマにも牽引装置ついてるし、
トレーラー引っ張って旅人になるってどうだろう。

少し調べてみたけど、安くはないなぁ。
そもそも旅に出るような時間も無いし。
引退したらかな。

まずはこのカフェの開いている時間に
お茶を飲みに来られるくらいの余裕を持ちたいぞ。

 

さて、口癖はこうだった。

「休みたいとか言うな。死んだらいくらでも休めるんだから」

武田鉄矢の母ちゃんかよ。
なんて人だと思ったが、笑顔で言われるとそうものかなと思ってしまう。
そんな、先代社長自身が長い休みに入ってしまった。

春先に体調をされ入院。
お見舞いに行ったのが最後だっただろうか。

RECの一時代を引っ張り、今の世代に引き継がれた3代目が
自らのお言葉通り、ようやく休みに入られた。

入社して初めてお会いした日。
レックインドアテニススクール上石神井で草むしりをしながら、
「おお、来たか。お前さんも色々あっただろうし、
ここでも色々あると思うが、まあよろしく頼むよ」
と言われた。

隣に並んで一緒に草むしりをした。
すでに代表は退かれて、顧問というお立場だったが、
草をむしりながらの話は、すべての事業所の最新の数字だった。
そして、多くのスタッフのプロフィールなど。

ただただ驚きながら、話を聞くワタクシ。

「お前さん、今日はもうあがりだろ。軽くいくか」

「え・・・まだ5時前・・・」

周りのスタッフが、
「どうぞ行ってください。いや行かなきゃだめです」
と送り出す。

居酒屋でハムカツをつつきながら、
会社の話、仕事の話、人生の話、色んな話を聞いた。

時々は本社にも来られた。

「お前さん、ヒマか?」

「ヒマですとは答えづらいです」

「今日はもう終わりだろ?やることないよな」

「5時前にやることないとも答えづらいですが・・
もちろんお付き合いします」

よく飲みに連れて行っていただいた。

訃報が届いたその日から、レックスタッフ・関係者のfacebook、
Instagramは、先代の好きだったスーパードライの画像で埋まった。
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皆がそれぞれの場所で献杯をした。

そしてとうとうお別れの日。
ナオキさんとワタクシの焼香の順番になった時、
土砂降りだった空からひときわ大きな雷が落ちた。

「あ、須藤さん怒ってる」

あれはナオキさんへの喝だったのか、
ワタクシへの喝だったのか。
きっとナオキさんだな。

大荒れの天候の中のお別れ。
先代らしいと皆が言った。

ワタクシは本来の仕事では関わりを持ったことはないし、
たった数年のお付き合いだったが、やはり存在は大きかった。
社歴の長いスタッフにとってはなおさらだろう。

人間、誰でもいつかはお別れしなければいけないのは道理だが、
やはり寂しいものである。
先代の思いをしっかり引き継いでいくことでしか
お礼はできないのだろうと思う。

「まあ、色々あると思うけど、よろしく頼む」
の言葉を忘れずに頑張りたいと思う。
お疲れ様でした。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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