保険とか

悪夢のような車両盗難事件から1週間経った。

もしかしてその辺に乗り捨てられてはいないかと、
かすかな望みを持っていたのだが、今だ車は出てこない。
お巡りさんは、「港も近いしねぇ・・・」と言葉を濁していた。

もし出てきたとしても、盗まれた車が発見された時は、
かなりひどい状態なのだそうだ。
部分は取り去られ、車内に消火器をぶちまけてあったりと
とても使い物にはならない状態のことが多いらしい。

それでも何とか戻ればとも思うのだが、
単に乗りたいだけでなく、転売などの目的犯だろうから、
やっぱり見つかる可能性は低いのだろうと思う。

せめて、車に積んであった工具やら釣具などの
荷物を降ろして車だけ持っていってくれればとも思うが、
そんな窃盗犯はいないだろう。(涙)

そんな折、加入している保険会社の聞き取り調査があった。
車両保険の手続きのためである。

正確には保険会社が委託している調査会社が事情を聞きに来るのだ。
アポの電話の際、「4時間ほど掛かりますので」と言われ、
何をそんなに聞くことがあるのだろうかと思った。

そもそも盗まれた状況などは分からないし、
それを見ていたのなら、盗まれはしないわけだし。
ワタクシが持っている情報などはたかが知れていて
話すことなどそんなに無いからだ。

当日、調査員の方と犯行現場の駐車場で待ち合わせ。
駐車位置や最後に車を確認した時間、
ドアロックのし方、その際に手でロブを引いて施錠確認したかなど、
事細かに確認をされた。

その後、場所を移して、さらなる聞き取り。

普段利用するガソリンスタンドと利用状況などを
レシートを見せて説明したり(とっておいて良かった)、
当日の行動、なぜこの車を買ったのか、車種の選択理由、
主な用途、もし次に購入する場合はまた同じ車にするのか、
車に積んでいたものや着けていたパーツの購入店、購入日、
などなど細かく説明を要求される。

ついには、年収やローンの有無、残高まで聞かれたのだが、
このあたりでようやく気付いた。

保険金詐欺へのケアなのだろう。
車が盗まれたとの狂言で保険金を騙し取られないように
事細かに事情を聞いているのだろうということが分かった。

自分は被害者であり、正直あまり気分の良いものではないが、
確かに保険会社にしてみれば必要なことだろうし、仕方がない。

元カーディーラー勤務の友人によると、
「買ってすぐのことだから、疑われても仕方ない」
ってことだった。
そういうものなのか、知らなかった。

いつおりるのか、どれだけ保障されるのかも分からないし、
積んでいた物についての保障も分からない。
ただただ疲れただけである。
こういう時間とか、精神的ダメージも被害だよなぁ。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP