先日、食べては戻しを繰り返し、具合の悪そうだったCooさん。
数日ですっかり元気になった。
何だったのだろう?
最近、Ken’sボールがいたくお気に入りのCooさん。
一度貸したら、二度と戻ってくることはなかった。
ヨダレでグシャグシャだから、取り戻す気にもならないが。
キミにあげるよ、大事にしてね。
さて、インプレである。
YONEX RDiS500
■フェイスサイズ 100平方インチ
■ラケット長 27インチ
■フレーム厚 24-22mm
■バランス 平
均330mm
■ウエイト 290g
■グリップ 1,2,3
■価格 24,150円
今期、ヨネックスが投入した低価格モデルである。
価格は低く性能は高くと、非常にコストパフォーマンスが
高いのが特徴。
複数本まとめての購入をしやすくしたとのことだ。
同時に発表された、RDiS200が若干飛びを抑えた
ハードスペックなツアー系モデルであるのに対し、
こちらは若干厚めのフレームの飛び系モデルだ。
このシリーズ、基本的に「しなり」と「粘り」が特徴。
200ではその特徴は顕著で、しっかりとボールをくわえ込んで、
鞭のようなスイングイメージでのハードヒットが可能。
では、この500はどうだろう。
フレームに厚みを持たせ、飛びを良くしたセッティングと
シリーズの特徴である「しなり」と「粘り」をどう共存させるか。
一見、相反する特徴を融合させるのは簡単ではない気もするのだが。
で、打ってみた。
やはり、RDiSの打球感である。
飛びを追求しながらも、「しなり」と「粘り」感は残してある。
海外ブランドの飛び系の味付けのように、
ボールの芯に部分だけの打球感で軽く飛ばす感じではない。
あくまでも、ボールを捉える感覚をプレーヤーに感じさせながら、
ラケットがパワーアシストをするイメージだと思う。
打球感を得られるということは、安心感に繋がる。
自分がどんなふうにボールを捉え、
どんなふうに打ち出したかが感じられる。
良くも悪くも、「自分のショット」として打つことが出来るのだ。
もちろん、RDiS200のほうがその感触は強い。
しかし、飛びを追求したRDiS500でもその感触を残したのは
シリーズのコンセプトを貫くという意味では大正解だと思う。
「しなり」と「粘り」を放棄して、ただ飛ばすだけなら、
別のシリーズでいいじゃないかということになってしまう。
そんなわけでこのラケット、必要以上にオーバーパワーではない。
意図せずベースライン後方にボールがすっ飛んでいくということはない。
自分が振った分に加え、適度なパワーアシストが得られるというレベル。
もちろん、振らなければ飛んでいかないレベルでもない。
ボールをくわえるから、スピンの感触も得られやすい。
さすがにボールを潰して回転を掛けるとはいかないが、
フェイスでボールを擦る感触はある。
パッシングでヘビートップスピンを掛けるのは厳しいが、
フルスイングしたい人はRDiS200の方を使えば良い。
ラケットの助けを借りながらスピンを掛けたいなら、
このRDiS500がオススメだと思う。
ネットプレーでは扱いやすさを感じる。
ウエイトが軽いので取り回しが良い。
とっさの逆モーションでも苦労せずにラケットをセットできる。
RDiS200よりは弾くので、押し込まなくとも深いボールが打てる。
このへんは軽量タイプの恩恵が大きい。
ただし、ウエイトが軽い。
男性プレーヤーには軽すぎるかもしれない。
スイング先行でフルスイングのスピンなどは引っ掛けてしまうかも。
やはり、女性プレーヤーにオススメだ。
オールラウンドながらダブルス中心で、今より一段階上の
ボールコントロールを得たい女性プレーヤーの皆さん、
一度打ってみてはいかがでしょう?
価格もリーズナブルなのもウレシイ1本です。
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