あるコートに置いてあるのを見つけた。
何故そこに置いてあったのかは分からないが、
懐かしさに、思わず飛びついてしまった。
何年前のモデルだろう。
20年くらい?もう少し後かなぁ。
ナブラチロワ使用のR22から始まりR27と、
ヨネックスラケット全盛時代のモデルだ。
ワタクシも当時、R27を使っていた。
剛性も高く、なかなか良いラケットだったが、
あまり勝率の高くない時期だったので、
実は印象はそれほど良くない。(自分のせいだよ!)
Rシリーズはこれでもかってくらい発売されたが、
このR23は癖も無く、扱いやすいモデルだったと思う。
たまたまテニスウェアだったので、持ち主の若手コーチに
相手をしてもらって、試打をしてみた。
フレームも薄いしストリングも古そうだし、
なによりワタクシ、テニスが久しぶり。(反省)
まともに当たるのかと、ドキドキしながら打ってみた。
おお!スゴク良い!
フレームの適度なしなり具合が、
鞭の様な感触でボールを打ち出す。
一瞬、粘ってからバシュ~ン!と飛んでいく。
スピンも今風じゃないが、しっかり掛かって飛んでいく。
さすがにボレーは当てただけでは厳しいが、
スイング系にショットはまったく問題無い。
むしろ、今の飛び系のラケットに慣れた腕には
新鮮な感触ですらある。
たった数分のラリーだったけど、とても気持ち良く打てた。
やっぱり名品ってのは、変わらぬ良さを持っているんだなと思った。
(じゃあ、そのまま使うかっていうと、またそれは別だけど)
この時代以降のラケットは、あまり違和感なく使えるものが多い。
それ以前のウッドやグラスファイバーはさすがにキツイが、
新素材に移行し終わった頃のモデルは結構イケるのだ。
もちろん、最新モデルはさらに良くなってきてはいるが、
この頃のモデルもじゅうぶん良い。
このR23より少し前くらいが、ラケットにとっても
ターニングポイントだったのだなというのが分かる気がした。
そんなわけで、Ken’sではラケットキャンペーンがはじまる。
最新鋭のモデルはもっともっと良く出来ている。
たくさん試打してください。
(宣伝かよっ!)
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