ボクは(社)日本プロテニス協会(以下、JPTA)の会員です。
プロ(コーチ)ライセンスを持っているということになります。
JPTA関係の仕事では、「~プロ」と呼ばれます。
ウチのスクール内ではあまり「~プロ」とは呼ばれません。
(レッスンを受け持っていないからですかね)
JPTAに入会するためには、結構難しいプロテストがあります。
ボクが入会したのは13年くらい前。
今でこそ、少し易しくなったようですが、当時はお金も時間も、そして勉強も必要でした。
4日間の研修合宿で、朝から晩までプロに必要な様々な知識を叩き込まれます。
打球法・教授法・矯正法・指導法・プロとしての心構えetc、
体も頭もパンク寸前まで追い込まれます。
その後、日をあらためてプロテストを受けます。
レッスンテスト・打球テスト・グリップテスト・学科テストetc、
2日間かけてテストが行われます。
テスター(試験官)は、業界で名の知れたそうそうたる顔ぶれの方々。
これがまた緊張の極みです。
もう二度とあんな思いはしたくない。
そんなテストを経て資格を取り、現在に至ります。
現在、資格は4段階あります。
下から、「インストラクター」「プロフェッショナル3」「プロフェッショナル2」
「プロフェッショナル1」です。
ボクは「プロフェッショナル2」を持っています。
最初の入会テストのときは、「プロフェッショナル3」に合格。
それから半年後にアップ(昇格)テストを受け、「プロフェッショナル2」に昇格しました。
12年も前のことです。
では、「プロフェッショナル1」は?
いやいや、これがスーパー難しいんですよ。
持っている人も少ないし、メンバーを見てもスゴイ方々ですしね。
はなからチャレンジする気はありませんでした。
その後、ボクは現場を離れ、どちらかというとマネジメント方面の仕事が増え、
レッスンやテニスをする機会が少なくなりました。
ますます資格からは遠ざかっていたのです。
不幸は突然やってきました。
ウチの社長から、「プロフェッショナル1へのアップテストを受けるべし!」とのお達しが。
当然、抵抗しました。
今の業務には資格のランクは関係無いし、1回で受かるわけはないし、
受験するとなれば全国あちこちのテスト会場を渡り歩かなければならない。
大体、練習も勉強もする時間は取れないし。
「一体、いまさらなぜ取らなきゃいけない?」と。
当然、ボスの意向には勝てず、10年以上を経てテストにチャレンジとなったわけです。
先日の「今日の一枚」の勝沼ワインはそのテストのために甲府へ行ったときのもの。
1回目は4月に山梨県北杜市で受験。レッスンテストは合格。打球テストで玉砕。
2回目は千葉県東金市のエストーレホテル&テニスクラブで受験。
また打球テストで玉砕。
今回、実に3回目の挑戦でした。
何せレッスンも随分としていないし、テニスの練習すら満足に出来ていない。
でも、さすがに受からないとマズイということで、プレッシャーも最高潮に。
会社の若手を掴まえては無理やり練習につき合わせたりしました。
皆の協力もあって、3度目にして何とか受かることが出来ました。(多分)
いやぁ、しかし一発勝負は緊張しますね。
レッスンテストも打球テストも。
でも、普段のレッスンも真剣勝負・一発勝負なんですよね。(レッスンしてないけど)
そんなことをあらためて認識したアップテストでした。
ぜひこの苦しみ 緊張感をスタッフの皆にも味わって欲しい。勉強になるし。
ということで、まだプロライセンスを持っていないスタッフを
順次チャレンジさせようと心に誓ったボクでした。
ちなみに、最高ランクを取得したので、次はテスター(試験官)になるべく
現在研修中の身です。
これがなかなか大変。まだまだ試練は続きます…。
人間、一生勉強だぁ!(ヤケクソ)
#プロテスト規程により写真は一切撮れませんでしたので、今回は画像なしです。
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