旧車とか、ファイトするということ。

テニス

なんすか、このお店。

旧車、名車がずらり。
しかもどれもピカピカ。
すごいわ。

さて、ファイトするってこと。

これまでたくさんの試合を見てきた。
世界のトップ選手の試合も見たし、仲間の試合も。
近くで見ることが多いといえば、日本リーグメンバーの試合かな。

試合の行方が決まったかなと感じ瞬間がある。
簡単にいうと、これはもう諦めたかなということが伝わってくる瞬間のこと。

「投げたな」と思うこともあれば、「諦めた」とか。
選手のレベルによるものではなく、タイプなんだろうか。
このまま一気にいってしまうかなと思うような瞬間だ。

一方でそれを感じない選手もいる。
竹島駿朗プロもそのひとり。
最後までボールを追い続ける、どんなに劣勢でも諦めない。
よく、「握手するまでわからない」というがそんな選手のひとりだと思う。


今のチームでは、田口涼太郎プロがその筆頭。

昨年はシングルス2での出場だったから、ほぼ全勝だった。
今年はシングルス1なので、接戦だらけ。

そんな状況の中、諦めた感じがまったくない。

どんなに押されていても、どんなに劣勢でも
自分を奮い立たせて喰らいつく。

ああ、もういいや・・・という空気は全くない。

いつも「なんとかするかも」の期待を持てる試合ぶりは素晴らしい。
もちろん勝てば最高だけど、負けたとしても感動するような試合を見せてくれる。
今リーグでも負けはしたけど、涙が出そうなほど頑張った試合がいくつもあった。

これって、プロとしてとても大事な素養じゃないだろうか。
ヘナヘナと諦めたように負けてしまう。
負けたのに悔しそうじゃない。(笑ってるとか)
それって応援してもらえる選手なんだろうか。


試合が終われば田口プロもモードは切り替わる。
すぐに忘れてヘラヘラするわけじゃなく、
変に落ち込みすぎるわけでもなく、静かに冷静に反省をする。

試合後、特に敗戦直後に選手に接するのは難しい部分もあるけど、
田口プロは事実を受け入れて、穏やかに試合を語る。
もちろん「悔しいです」とは言うが、単に感情を吐露しているだけではない。

握手するまで諦めなかったから、それが出来るのかもしれない。
目一杯最後までファイトしたから、穏やかに振り返ることが出来るのかもしれない。

日本リーグの予選はセルフジャッジだから、正直、微妙な判定はたくさんある。
試合を決めてしまうような場面でそれが出ることも少なくない。

ワタクシは撮影しながらかなりの近距離で見ているので、
う〜ん、これは・・と思うような場面も目にするが、
決めるのは選手とオフィシャルなので特になにも言わない。

そんなことも「やっぱり少し外れてたんですかね」と
静かに受け止めるのが田口プロなのだ。

そんな田口プロを見るに、まだまだ伸びるんだろうなと思う。
昨年は、ATPチャレンジャーの舞台にも乗ることが出来た。
今年はその頻度も上がるだろう。

正しくキレイにファイトする田口涼太郎には、今年も期待である。
頑張れよ。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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