神の子とか、練習とか。

読書

レック本社のハッシーから借りた。

kaminoko
「神の子」薬丸岳 

分厚いし、上下巻だし、電車の中で読みづらいなと思ったが、
読み始めたらあっという間に読了。

展開の速さ、伏線の置き方とその回収、設定の巧さなど
読んでいて全く飽きさせず、次に次にと読者を誘う。

戸籍も無く育った主人公、ネグレクト、暴力、薬、犯罪、
ともすれば気が滅入りそうなアイテムが並ぶが、
それを持ってしても、先が気になって仕方がない。

屈折し、少年院から出てきた主人公と、
後に出会う明るい大学生たちの対比。
しかしそれもいつしか一つの糸に紡がれて行く。

閉ざした心が開いて行く。
それも大きな悪に遮られる。
それでも前に進む登場人物たち。

難解な部分がないのは多少あっさりし過ぎな気もするが、
その分とても読みやすい。
このページ数を一気に読ませるのはさすがである。

薬丸岳氏の著書は初めて読んだが、
また一人、良い作家に出会えた感じ。
ぜひ他の著書も読んでみたい。

オススメです。

 

さて、日本リーグ・セカンドステージに出発の少し前。
試合に向けて練習・・・というのはウソだが、
久しぶりに練習をした。

メンバーはレック本社のハッシー、
高輪テニスセンターの朝練仲間のTさん、
そして、梁元コーチである。
IMG_5944

Tさんは立教大学体育会出身で地元でも名の知られたプレーヤー。
梁元コーチは日本リーグチームメンバー。
ハッシーとワタクシは普通の人だ。

アップの後、ペアを替えながら3セット。
最初はスピードボールに目が全然ついていかず、
まともなプレーが出来なかったが、徐々に当たるようになった。

とはいえ、それでもまだ展開が速くてどうにもこうにもという感じ。
自分のサービスゲームは何とかなるが、問題はリターンゲーム。
梁元コーチの長身からワイドギリギリに来るスピンサーブが
恐ろしく跳ねるわ、逃げるわで、返球率3割程度が精一杯。

ならば切れる前にと、思い切って前でライジングで処理するも、
上手い具合にクロスに沈まない。
いやいや本当に手こずった。

後で梁元コーチに「試合でもあそこによく打つの?」と聞くと、
「まあ打ちますけど、両手打ちだと高いところから叩かれるので」とのこと。
なるほどワタクシだから通用するって言いたいわけね。
微妙にディスってる?

とはいえ、このレベルのボールで3セットは久しぶり。
とても楽しい時間だった。

こんなワタクシたち相手にもちゃんと相手してくれる梁元コーチはエライ。
また練習付き合ってね。
テニスウェアで行くこと、あんまり無いけど。

ありがとうございました。
疲れたぜ、ふう。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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