レック本社のハッシーから借りた。
分厚いし、上下巻だし、電車の中で読みづらいなと思ったが、
読み始めたらあっという間に読了。
展開の速さ、伏線の置き方とその回収、設定の巧さなど
読んでいて全く飽きさせず、次に次にと読者を誘う。
戸籍も無く育った主人公、ネグレクト、暴力、薬、犯罪、
ともすれば気が滅入りそうなアイテムが並ぶが、
それを持ってしても、先が気になって仕方がない。
屈折し、少年院から出てきた主人公と、
後に出会う明るい大学生たちの対比。
しかしそれもいつしか一つの糸に紡がれて行く。
閉ざした心が開いて行く。
それも大きな悪に遮られる。
それでも前に進む登場人物たち。
難解な部分がないのは多少あっさりし過ぎな気もするが、
その分とても読みやすい。
このページ数を一気に読ませるのはさすがである。
薬丸岳氏の著書は初めて読んだが、
また一人、良い作家に出会えた感じ。
ぜひ他の著書も読んでみたい。
オススメです。
さて、日本リーグ・セカンドステージに出発の少し前。
試合に向けて練習・・・というのはウソだが、
久しぶりに練習をした。
メンバーはレック本社のハッシー、
高輪テニスセンターの朝練仲間のTさん、
そして、梁元コーチである。
Tさんは立教大学体育会出身で地元でも名の知られたプレーヤー。
梁元コーチは日本リーグチームメンバー。
ハッシーとワタクシは普通の人だ。
アップの後、ペアを替えながら3セット。
最初はスピードボールに目が全然ついていかず、
まともなプレーが出来なかったが、徐々に当たるようになった。
とはいえ、それでもまだ展開が速くてどうにもこうにもという感じ。
自分のサービスゲームは何とかなるが、問題はリターンゲーム。
梁元コーチの長身からワイドギリギリに来るスピンサーブが
恐ろしく跳ねるわ、逃げるわで、返球率3割程度が精一杯。
ならば切れる前にと、思い切って前でライジングで処理するも、
上手い具合にクロスに沈まない。
いやいや本当に手こずった。
後で梁元コーチに「試合でもあそこによく打つの?」と聞くと、
「まあ打ちますけど、両手打ちだと高いところから叩かれるので」とのこと。
なるほどワタクシだから通用するって言いたいわけね。
微妙にディスってる?
とはいえ、このレベルのボールで3セットは久しぶり。
とても楽しい時間だった。
こんなワタクシたち相手にもちゃんと相手してくれる梁元コーチはエライ。
また練習付き合ってね。
テニスウェアで行くこと、あんまり無いけど。
ありがとうございました。
疲れたぜ、ふう。
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