資格ってなに?

先日、(社)日本テニス事業協会からカードが届いた。

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テニスプロデュサー資格のライセンスカードだ。

資格を取得してから今年で3年目になるが、
このカードを提示する場面に出会ったことはない。
資格保持者は同協会のセミナーなどは割引き料金になるが、
申込み時に資格保持者である旨を記載すればOKだし、
その場で提示を求められることは無い。
そんなわけで、このカードを常に携帯してはいない。

資格は他にもいくつか持っている。

(社)日本プロテニス協会のプロコーチライセンスも持っている。
いちおう、プロフェッショナル1(P1)という上位ランクである。
初めてプロライセンスを取得した頃は、100年経っても
P1なんて取れないだろうと思っていたが、
今はその資格をいただいている。

資格ってなんだろう?

先日、Ken’sのコーチに質問された。

 「今の資格をアップグレードして、P1を取りたいのです。
  難しいのは分かっているのですが、トライしたい」

 「どうして、P1欲しいの?」

 「P1持つのって、どんな感じかなと思って。Maltさんはどうですか?」

答えは「別に何も・・・」だった。
「オレってP1だぜ!」ってことも無い。
今はレギュラーレッスンを担当していないこともあるのかも知れないが、
きっとレッスンを持っていても、勲章にはしないだろう。

P1だからお客様がレッスンを受けてくれるわけでは無いし、
シニアプロデューサーだから支持をいただけるわけではないだろう。
資格とは関係無く、人気のあるコーチはいるし、
資格を持っていても、今ひとつなコーチもいるだろう。

あるとき、プロ協会の先輩コーチが仰った。

「ボクはかつて何度もP1に挑戦して、ようやく合格した。
 でも、受かった時に思ったのは、『まずいな』ってこと。
 これから、P1に恥じないレッスンをしなければいけないっていう
 プレッシャーのほうが大きかった。
 これで終わりじゃなくて、もっと勉強しなきゃってね。」

質問してきたKen’sのコーチにはその話をした。

資格は背負うもの。
その資格に見合った自分になるために努力するものだ。
資格という看板は、自分を大きく見せるものではなく、
自分を高める努力をするためのもの。

資格を取得するためにたくさんの勉強をすることが大事。
取得してから、見合う自分になるために努力することが大事。
資格や肩書きがたくさん並ぶことは、たくさんの責任が並ぶということ。
立派に見えるとか、偉く見えるとかは関係無い。

テニスプロデューサー取得の時も、勉強になりそうだと思ったし、
どんな内容なのかを知りたくてたまらず、受験した。
講習~テスト(&お金も)と大変だったが、得た知識は
非常に有益なものだったし、受験して良かったと思っている。

「資格を取っても給料変わらないし」という声も聞いたことがある。
(Ken’sでの話しではない)
資格ってそういうものじゃないと思うのだ。

資格をどう捉えるかはとても大事。
それによって、自分がどう考え、どう変わったかだ。

今年は、Ken’sの若手コーチたちの数名が
(社)日本プロテニス協会のライセンスにチャレンジする。
アップグレードテストにチャレンジするコーチもいる。
真摯な姿勢で資格に向き合い頑張って欲しいなと思うのだ。

社内通知みたいになっちゃった。
申し訳ない。

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