先日、とあるところで知り合ったコーチ希望の大学生、
出身地の話をしていたら、実家がメチャクチャ近くだった。
車で10分掛からないところ。
奇遇だ。
ついでに、お父さんの年齢を聞いたら、
ワタクシより少し年上なだけだった。
それもまたショックだった。(苦笑)
Babolat XS105
■フェイスサイズ 105平方インチ
■ラケット長 27インチ
■フレーム厚 23,5~30.0mm
■バランスポイント 345mm
■ウエイト 平均265g
■グリップサイズ 1・2
■価格 29,400円
このXS105、スペックで分かるとおり飛び系のラケットだ。
フェイスサイズも大きく、フレームも厚い。
しかし、フェイスの形やカラーのせいか、
実物はさほどドデカイ感じはしない。
非常にバランスの取れたフォルムだと思う。
この見た目のバランスは非常に重要だ。
いくら飛び系のラケットだからといっても、
風神様の団扇みたいなラケットでは、
とてもキレのあるボールが打てる気にはならない。
ツアーモデルとは言わないまでも、それなりにコンペティターの
気持ちになれることで、プレーのテンション上がるってものだ。
もちろんフレームサイドから見れば、この通りかなりの厚み。
まあ、この辺は仕方ない。
サイドには、XSウーファー搭載。
ボールの接触時間が長くホールド感が得られること、
また、スイートエリアが拡大されるというものだ。
見た目がゴツイので、正直あまり好きではないのだが、
このシリーズのキモはこのXS(エクストラ・スイートスポット)である。
さて、打ってみた。
飛ぶ!飛ぶ!飛ぶ!飛ぶ!
当たり前だ。そういうラケットなんだから。
見た目どおりの飛び具合である。
フラットで振りぬくと、ベースラインの後方までボールがすっ飛んでいく。
スピンをかけつつ長さを調整しないとアウト連発だ。
ただし、それは毎朝欠かさずトレーニングをしている
ワタクシのような男性が思い切り振り切った時の話で、
女性が打てば非常に楽に飛ばせるという好感触になるだろう。
XSウーファーの効果はホールド感ということだが、
ボールをくわえ過ぎてダルな感触になることはない。
オフセンターヒットでは、若干硬めの打球感もある。
しかしこれも、意図的にスイートエリアを外した場合で、
基本的にスイートエリアも広く、適度なホールドと
球離れは非常に扱いやすいと言えるだろう。
ネットプレーでは、グリップをしっかり握り込めば、
鋭いボレーが深く飛んでいく。
自分から無理にスイングしなくても良いので、
ミスヒットの確率も下がるだろう。
ダブルスにおいては、かなり有利に働くと思う。
いちばんスピードを感じたのがサービス。
フラットで振り切ると、結構な威力のボールがブッ飛んでいく。
しかも、ストローク以上にコントローラブルで、
スピードが出るうえに、確率もよかった。
もちろんツアー系モデルのように、ガシッと自分から
押し込んでいく感触は薄いので、「ラケットさんお願いね」
みたいな、人まかせ感はちょっと不安でもある。
スピン性能はそこそこ。
ホールド性能が高いとはいえ、基本は飛び系。
フェイスを転がして押し込むようなスピンではなく、
ストリングで鋭く引っ掛けるように掛ける感じだ。
265gというウエイトは、さすがにワタクシには軽すぎるが、
逆にかなりのプレーヤー層に広くマッチするラケットだと思う。
ダブルス中心のスイングスピードがあまり速くない方。
ワンランク上の打球を手に入れるなら、これがおすすめ。
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