グランドスラムには4回行きました。
あ、選手でじゃなくて観光視察です。(わかるって!)
全豪2回、全仏1回、全米1回です。
ウインブルドンには行ったことがありません。
テニスは大好きですが、グランドスラムに行くともっと好きになります。
「テニスというスポーツに出会って良かった」と心から思えます。
会場に入った瞬間は感動で涙が出ました、ホント。
やっぱり、グランドスラムは別格なのかもしれません。
どれもそれぞれ味があって、素晴らしい大会です。
比べようも無いのですが、全豪オープンが一番好きかもしれません。
まず、街の雰囲気が良い。
メルボルンの街はこじんまりしていて、雰囲気もノンビリしている。
会場にも歩いていけるし、治安も悪くない。
物価もそれほど高くないし、食べ物もまあまあ。
(最近は物価も上がっているそうですが)
日本の冬にメルボルンは真夏っていうのがまた良い。
日焼けさえ気をつければ過ごしやすいし、
試合観戦の大きなリスクになる雨がほとんど無い。
これは重要です。
せっかく観に行って、雨で中止では泣くに泣けません。
全豪は大会の雰囲気も独特。
選手との距離が近いような気がします。
そこらじゅうを選手が普通に歩いているし、
練習している選手を間近で見ることが出来ます。
写真もサインもあまり断られない印象もあります。
大きな大会なのですが、アットホームな雰囲気もあるのです。
初めてグランドスラムを観たのが、2003年の全豪オープン。
そのときは旭コーチと一緒でした。
当時、現地からメールでレポート&写真を送って
Ken’sに掲示していたのですが、ネット上には残っていないので、
いくつかご紹介してみようと思います。
メルボルンの街
路上のラインは、トラム(路面電車)の線路です。
トラムが重要な移動手段になります。
右も左も分からないワタクシたちはビビってしまい
ほとんどが徒歩移動でした。
会場に入って、まず向かったのが練習コート。
(というか、試合開始時刻前だった)
杉山とクライシュテレスが練習していました。
そして、その横の半面ではフェデラーが練習中。
まだ今ほど強くなかった頃です。
すごくキレイなフォアハンドを打つ選手だなぁという程度の印象でした。
「あれ、誰?」と旭コーチに聞いたら、
「フェデラーですよ。知らないんすか?」と言われましたから。
ちなみにこの時、旭コーチはビデオ撮影禁止なのを知らずに
堂々とビデオカメラを構えていて、何度も注意されていました。
しかも、英語なので何を注意されているか分からず、
うなずきながらもずっとカメラを回してました。(笑)
これもフェデラー
クライチェクとの試合だったかと思います。
ロッドレーバーアリーナでもボーダフォンアリーナでも
マーガレットコートアリーナでもなく、普通のショーコートでした。
当時の位置づけが分かります。
しかしこのウェア、すごいセンスだなぁ。
会場内を往年の名選手が普通に歩いています。
旭コーチがマッツ・ビランデルを見つけました。
旭:「あれ、ビランデルじゃないですか?!」
私:「ビランデルがプラプラ歩いてるわけないだろ!」
本人に聞いたらホンモノでした。
(本人に聞くのも失礼な話ですが)
ロディック
やはりアリーナではなく、アザーコートでした。
アザーコートは席が指定席ではないので、かぶりつきで観ることが出来ました。
アザーコートの最前列は位置も低いし、サービスが速すぎて怖いくらいでした。
ジェームズ・ブレーク
練習コートです。
後ろのシートを見てもらえば分かるとおり人だかりではないので
本当に目の前でじっくり見ることが出来ます。
とまあ、本当に選手に近い大会なのです。
これが全豪の醍醐味だと思います。
ああ、また行きたい!
(続く・・・かも)
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