葛飾で。

盆踊り、こういう文化は無くならないで欲しい。
さて、某日は原点の街を訪ねてみた。
ワタクシの本当の原点といえば福島なのだが、
関東に出てきて長らく暮らしたのが市川市。
東京に隣接した千葉県の西の端が市川市。
古くは文化人、芸術家、富裕層などがお屋敷を構えた街が市川である。
そんな街でワタクシのひとり暮らしはスタートした。
最初は3万円のアパート、そこから5回ほど引っ越しただろうか。
大学を卒業し、某スポーツクラブチェーン本部を退職し、
駆け出しテニスコーチ時代もこの街で過ごした。
そういえば、バイクを盗まれて交番に盗難届を出しに行った時、
「仕事は?テニスコーチ?ああ、じゃあ無職って書いといて」
と言われたのはショックだったっけ。(苦笑)
酸いも甘いも挫折も詰まったそんな青春の街、市川。
って、そんな遠くじゃないんだけど、あらためて行ってみた。
まずは今の住まいの前まで住んでいたところへ。

入った時は新築だっただけあって、今も変わらず。
目の前が江戸川の土手で、花火大会を自宅から見られると言う特典もあった。
仕事でほとんど見たことないけど。
駅前はずいぶんと様子が変わった。
商店街はタワーマンションになり、なんでも最上階には展望ルームがあるらしい。
登ってみた。

市川駅から北方面。
松戸、八千代、柏方面を望める。
手前には通っていた大学が。(ほぼ行ってないけど)
西方面

都内、スカイツリーも見える。
手前に流れるのは江戸川。

東京と千葉を分ける川。
ワタクシが大学生の頃、ちょうど原付バイクのヘルメット義務化移行時期で、
市川はノーヘルでOKだったけど、橋を渡って東京に入ると捕まるという微妙な時期。
あの頃、「ヘルメット被るなら原付に乗る意味ないよね」なんて言ってた。
今はまったく思わないけど・・・時代だなぁ。
ちなみにこの展望ルームは無料。
市川市の施設らしい。
市川市の歴史ボードもあった。

旧石器時代〜弥生時代からって言われても懐かしくはない・・

ワタクシが市川に来た年。

この台風24号でアパートが水没した。
みるみるうちに畳が浮いてきて、部屋の中で腰まで水に浸かって、2階の家に避難させてもらった。
次の朝、消防署のボートが助けに来たのは、貴重な体験。
今は治水も進み、そうそう氾濫はないらしい。
しょっちゅう一緒にいたユウイチの住んでいたアパートを探してみたが、
さすがになかった。

あの頃からボロアパートだったしな。
たしか風呂なしだったよね。
そんな部屋で一日中、ゴロゴロしていたのだが、なぜかお酒はほとんと飲まなかった。
なにしてたんだろう。
そういえばユウイチは、彼女が出来ると見事に付き合いが悪くなるヤツだった。
「バイトだろ、学校だろ、ますみちゃんだろ。お前と遊ぶ時間ないじゃん」
と平気で言うヤツだった。(笑)
自分が住んでいた、京成・市川真間駅近くのマンションに行ってみた。

となりの古本屋も健在だった。
ここのシェルティがワンワン吠えてうるさかった。
駅前の踏切は、夜な夜なスケーボに乗って、後輩のニムラのアパートへ行った道。

今思えば、危ないよね。
すみません。
駅前に戻る。

市川では有名な八百屋さん、銀次郎。
漫画家、本宮ひろしさんの経営する八百屋だと思っていたのだが、
そういうことではないらしい。
店主が親しいとか。

そんなこんなで、18歳から20年近く住んだ市川。
市川駅前だけでなく、隣の本八幡も青春の街。
こんどは本八幡で降りてみよう。
って、他人にはまったく興味のない話だけど、
青春探訪、なかなか楽しいのでオススメ。
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