ランクルとか、言わない技術とか。

仕事

近所で。

ランドクルーザー80系

ワタクシの現在のランクルは4代目だが、ファーストランクルはこの80系だった。
当時、直6のエンジンはうるさいなぁ、やっぱり100系のV8だよねとか思ったけど、
1周して80系もカッコいいなと思う。

もう20年以上前のモデルだけど中古車市場が高騰していて、
10万キロ以上走ってるのに300万円後半とかするのだな。
今となってはもう買えないわ。

さて、上位者はどんどん意見を言えという。

ワタクシもそれほど偉くもないが、ちょっとだけ上司なので、
意見や提案を求めることも多い。
そうでないとチームも活性化しないし。

しかしこの「意見を」には実は罠がある。
多くの場合とまでは言わないが、「いちおう言わせてやる」が、ままある。

つまり上位者は意見を聞く体をとるが、実は答えは決まっている場合が多い。
なんなら「自分はこう思うが、君は?」ってことも少なくない。

つまりこれは求められている答えを言うゲームなのだ。
だからちゃんと考えて意見を言ったりしてはいけない。
聞かれる前に「おれはこう思う」が示されず、100点の答えが見えないときは
「そうですねぇ・・・」「う〜ん・・」と言葉を濁してヒントを待つというテクニックが必要。
つまり、声は発しているが、意味のある言葉を発しないことだ。

言葉を濁して、なんとなくやり過ごせば、次の人に質問が行くかもしれないし、
その人の意見に対しての上位者の顔色を伺えば、正解の方向性が見えるかもしれない。

ということで、決して自らの意見を言わない。
それが出世するための処世術である。

ワタクシ、そういう世の中の仕組みを知らず、
聞かれたことに対して自分の考えを述べ続けて来た。
「私はこう思います。なぜなら・・・」
「私は反対です。理由は・・・」

そんなことは求められていないのだ。
上位者は自分が求める答えだけが欲しいのだ。
なんなら意見を求めておきながら、望む答えでないと思ったらもう聞いていない。

「反対意見を言うくらいが良いのだ」というのは表向きの正論。
実は世の中や組織はそう言うものではない。

いくら論理的に整理されていても、どっちの方向かで、
すでに聞いてもらえるかどうかは、いや、言葉として耳に入るかは決まっているのだ。

今さらそれに気づいても時すでに遅しだし、
そもそもそんな生き方をして来ていないので、変えようもない。

反対のために反対意見を言うのはまったく違うと思うが、
思考停止で何も考えずに相手の顔色を見て答え探しをするのなんて無理だ。
そして今日も望まれているのか、いないのか分からない答えを言い続けるワタクシである。

大事なのは、何かを言っているように見せて、実は何も言っていない技術なのだ。
と、半分冗談ではあるけど、あながち間違いではないと思う、今日この頃である。(笑)

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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