SUZURIとか、ビッグモーター問題で思い出したとか。

クルマ

新アイテム完成!

黒は暑いかな。



さて、格好のネタになっているビッグモーター問題。

すべての中古車販売会社がそんなだとは思わないが、
22歳から中古車を乗り続けてきたワタクシの経験からも
それなりに怪しい部分もある業界だとは思う。

30年以上も前。
車を買い替えようと思って、中古車屋へ行った。
その中古車屋はそれなりの規模で幹線道路の交差点という一等地に
たくさんの車を並べていた。

人生2台目の車はSUZIKI・ジムニー。
事前に中古車雑誌であたりをつけておいた実車を見て購入を決めた。

担当営業マンが支払い総額を計算し、提示した。
細かな内訳は見てもよく分からなかったので、ひとまずそれで納得し、
手続きを済ませ、諸費用分は現金で払うことに。

支払いを終え、「では納車までお待ちください」と帰されそうになった。
実は雑誌で諸費用には車検までの残期間を月割り払えばい良いものがあること、
それをチョロまかす悪徳業者に注意と書いてあったのを思い出した。
どう見てもすべてが2年分満額だったから。

まだ25歳くらいのワタクシは、「おいおいおい!これ合ってんのか!?」とは言えず、
精一杯の勇気を出して、「領収書もらえますか」と言ってみた。
営業マンは「ああ」と答え、いったん奥に引っ込んで領収書を持ってきた。

そして「ちょっと多くもらい過ぎてました(ゴニョゴニョ)」
と現金と一緒に領収書を渡された。

騙されたのだ。
若いからとナメていたのだろう。

当時のワタクシは「ああ、はい」とそのまま領収書と現金を受け取って帰った。
もちろん車はそのままそこで買った。

今なら間違いなく、
「ごまかそうとしてましたよね。こんな計算、業者が間違えるわけがない。
 説明してください。店長呼んでもらえますか」
と言ったと思う。
そして本部にも意見を送っただろう。

そのごまかしが、店ぐるみなのか、個人なのかは分からない。
法定費用だし、おそらく営業マンが差額をポケットに入れて、
正しい金額を店に入金するのだろう。

よく覚えていないが、たかだか2〜3万円だと思う。
そんなお金のためにそんなリスク犯すって・・・

まあ、そんな業界なんだよね。
中古車買うってことは一定のリスクがあるって前提なんだなと思った。

その千夜一夜物語の主人公の船乗りの名前の店は今もちゃんとある。
試しに「店名 評判」と検索したら、高評価ばかりだった。
本当か嘘かは分からないけど。

昔はそんなだったんだよという話なのかもしれないし、
あの営業マンのおじさん(と言ってもたぶん40前くらい)の個人の問題かもしれない。
若いし貧乏だったし、中古車雑誌読んどいて良かったなと思った出来事だった。



そういえば、昨年のランクルくんのバッテリーあがりの原因は暗電流(漏電)だったけど、
もうひとつの原因はバッテリーの劣化だった。

どうにもならずにトヨタのディーラーに持って診てもらって言われたのが、
「バッテリーも劣化してますので交換時期です」だった。

おかしい。去年、行きつけのスタンドで車検を受けた時に新品に交換しているはず。
ちゃんと明細にバッテリー代も入ってるし。

しかしディーラーは「いえ、古いです。2019年のものです、これ」という。
きっと中古バッテリーを新品と偽って入れ替えたのだ。
まさにビッグモーターのやり口と一緒だ。

そのスタンドがどこかの自動車工場と提携して車検を受けているはずなので、
スタンドの担当者がそれを分かっていたのかは定かではない。

結局、今さら争うのもと思いそのままだ。
車検は別のスタンドに変えたけど。


業界の体質なのだろうか。
いったい何を信じれば良いやら。
誠実な仕事とはいったい何だろうと思う、今日この頃である。

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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