バーとか、DUNLOP SXインプレとか。

テニス

原宿と代々木の間、裏通りあたり。

いちおうバーみたいな店。
怖いよね。

さて、ダンロップさんから新製品が発売になった。

実は昨年中に発表試打会にお邪魔していたのだが、
なんだかんだと忙しく、気づけば情報解禁どころか発売に。
ダンロップさん、ごめんなさい。
ということで、試打会の様子。

開発担当のKさんのプレゼン。
そして山崎純平プロの挨拶。
試合会場以外では会ったことはないが、打球はえげつなく速いけど好青年。

で、今回発売になったのがこちら。

SXシリーズである。

このシリーズ名では2代目になるのかな。
スピン性能を前面に押し出したモデルだ。

初代の説明では「弾道補正をしてくれるラケット」というものだったけど、
実際、特殊構造のグロメットの稼働域がボールをくわえてくれて、
上がりやすい、スピンがかかりやすいラケットに仕上がっていた。

HEADのEXTREMEもそうだけど、グロメットでかなり味付けが変わる。
ストリングが稼働する方向を縦横互い違いに配置するという、
なるほどそういう手があったかというSXシリーズである。

ただ、その感触が顕著で若干の違和感があったのも事実。
ラケットのアシストはあるけど、ちょっと極端かなぁとも思ったり。

そんなスピン性能を纏ったSXの新製品がこちら。

まずは、基本モデルの300。
様々な部分で改良が加えられている。

特筆すべきはストリングの稼働域を制御するスピンブーストグロメット。

従来のメイン10本から12本に。
これにより、さらにボールをくわえ、上がりやすくなっているそうだ。

デザインも目立っていい感じ。

シャフトもスリットで剛性を出している。(たぶん)

打ってみた。

ほほ〜、なるほど。

前モデルよりもクセを感じない。
ストリングがボールをくわえるというか、ストリング面がたわんで
ボールがめりこむというか、くわえすぎる感じもあった前モデルだが、
その極端な感じが消えて、シャープな打球感に。

ただ、シャープながらもしっかりボールをくわえるという、
絶妙なラインでの味付けになっている。

性能は強化しつつ、フィーリングは使いやすく。
対象層というか、好き嫌いが出づらくなる、
この進化は歓迎すべきものだと思う。

フレームの剛性は高いと思うが、カツカツ、ガツガツという不快な衝撃はない。
フェイスのたわみと、ストリングのくわえ込みが扱いやすさを感じさせてくれる。

実際、ボールの軌道は上がりやすい。
スピンが2割増しくらいでかかる感じ。

個人的にはスライスの感触がとても良かった。
とにかく乗る。
ネット付近をギリギリで超えて、バウンド後、低く伸びてくれるのは快感。
最近はスライスも多用するので、この感触はありがたい。

ボレーも楽。
一瞬のくわえ込みの感触が安心感をくれる。
そして思ったところにフェイスが打ち出してくれる。

とにかくラケット性能のアシストがしっかりありつつ、
使い手に向けて、機能のアピールを適度に、
フィーリング重視に味付けられたバランスはとても良い。

ちなみに、サービス・スマッシュは打っていない。
なぜなら、五十肩が最悪の時期だったから。
バックハンドがほぼスライスだったのもこのため。(涙)

ということで、縦の振りは感想無し。
申し訳ない。

なんにしてもこの新SXシリーズ、とても良い進化をした。
シリーズでは、軽量のLITEやフェイスサイズの大きなモデルも取り揃えているので、
性能の恩恵を受けつつ、扱いやすいモデルを選べる。

実は、ラケットもストリングも「スピン」で打ち出すと売れるって傾向がある。
ただ、実際には「打ち方だよね」だったりするのだけど、
このSXシリーズは確実に恩恵を受けられる。

すでに発売になっていて、REC各校に試打ラケットと在庫も確保してあるので、
興味のある方はぜひお試しいただきたい。
オススメです!!!

#dunloptennis #dunlopsx #スピンラケット

ためブロ

ためブロ

福島県生まれ。 普通の公務員の家に育ち、小〜中学校はバスケットボール部に所属。 強豪校のあまりに厳しい練習とレギュラー争いに嫌気がさし、個人スポーツをやることに。 高校で見つけたのがテニス。 当時まだ硬式テニス部は少なく、進学した高校でもまだ「テニス愛好会」だった。 テニスといえば女子、しかも愛好会という緩そうな雰囲気に惹かれ入部。 しかし、女子はおらず、東北なのでクレーコートが使えるまで、毎日ランニングと素振りの日々。 加えて、素振りをした途端に、先輩に「センスなし」から一刀両断。(笑) そんなテニスとの出会いが、今に至り、テニスで生きているという不思議な人生。 テニスを軸にたくさん勉強させてもらったことを駆使して、 テニス業界、スポーツビジネス界で生きている今現在。 座右の銘は「努力に勝る天才なし」 セミナー講師や研修も得意技。

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