ヒドイとか、ジョコビッチ!とか。

   

テイクアクション

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少し前の話なのだが、ふと思い出したこと。

我が家の8歳児が泣きながら電話してきた。
「どうした?」と聞くと、「カード盗まれた」とのこと。

公園のベンチにリュックとカードの束を置いて、
隣の遊具で遊んでいたのだが、
ベンチに戻ってきてカードを見たら、
何枚も抜き取られていたというのだ。

本人が言うには、
「せっかく集めたレアなカードばかり盗られたんだよ(泣)」
そして、
「おとうちゃん、どうすればいい?」と。

答えに窮してしまった。
もちろん、これは窃盗だろう。
しかし、相手も分からないし、
きっと同じような年代の子供だろう。

答えに困っていたら、「警察に行く!」と言う。
まだ仕事中で出先だったので、行くにしても付き合えない。
そして、こういうケースで警察に行くのが正解で良いのか?
かといって、「運が悪かったんだよ」は違うだろうし。
答えが見つけにくく、そしてやり場の無い怒り。
理不尽ということを知ったということで
彼の気持ちが治まるわけも無い。

人のものを盗る。
しかも、貴重なカードだけ抜き盗る。
そんなことをして手に入れたカードで楽しく遊べるのだろうか。

その子のこの先も心配だ。
きっと心を痛めていると思いたい。
そして、我が家のアホの8歳児には、罪だけを憎んで欲しい。

誰が悪いのか分からない、悪い相手が見つからない、
誰も悪くないのに、ひどい状況になってしまった、
そんなどうしようもなく理不尽なことは、
これからたくさんあるだろう。
それをどう捉えるかが大事なのかもしれない。

正解を見つけられなかったワタクシ、自己嫌悪に陥った。

でも、人の物を盗るのは問答無用でダメだ。
車も盗まないでくれよな)

さて、明るい話題。

マイアミでのソニーエリクソン・オープン決勝で、
ジョコビッチがナダルを破って優勝した。

4-6・6-3・7-6の大接戦を
最後はジョコビッチが振り切ったようだ。(見ていない)

ジョコビッチは今年、まだ無配・・・じゃなくて無敗。
つまり1試合も負けていないってこと。(当たり前)
なんともスゴイことになっている。

一時は、「もうナダル、フェデラーには勝てないのかな?」とか、
「No3~5あたりが定位置なのか?」なんて思ったこともあったが、
今年に入ったとたんにこの快進撃。
いったい、何がジョコビッチを変えたのだろう?
まさか、テニスナビの「テニスな話」のおかげじゃないよね。(違うわ!)

やっぱりラケットが変わったのが大きいのかな?
HEADの新しいSPEEDになってからだもんね。
PROからMPに変えたのも大きいのかな。
いずれにしてもベストチョイスだったんだろう。

イチローの連続200本安打じゃないけど、
いつ負けるのか、この先もドキドキだ。
もちろんいつかは負けるのだろうけど、
またツアー情報を追う楽しみが出来た。

日本にたくさんのエールを送ってくれるジョコビッチ。
本当にあろがとう!そしてガンバレ~!
で、ジャパンオープンに来てくれ~!

ところで、ジョコビッチのラケットスペックってどんなだろう?
ウエイト、バランス、フレックス、グリップ等々、
どういうセッティングなのだろうか?

メーカーから、「プロも市販品です。その中から選んでます」
というコメントがあったりするが、多くの場合、違うと思う。

もちろんそういう選手もいるだろうが、
メーカーさんはかなり細かなレベルで
選手用のラケットをワンオフでつくっている。

ウエイト、バランス、ストリングパターン、ビーム(厚み)、
コスメ(塗装)の手触りに至るまで、
選手のリクエストに合わせてラケットを用意する。

まあ、考えてみればラケットは、彼らの腕の延長であり、
商売道具だから、吊るしをそのまま使っているわけはない。

ということで、ジョコビッチの実使用機、一度触ってみたいな。
出来れば1本欲しい・・・無理ね。

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