ほうほうの体でオフィスビルから降り、
スクール会場に向かおうと、
車を取りに自転車にまたがった。
しかし、埋立地である駅前付近は液状化現象で
道路が隆起し、泥と水が噴き出していた。
そこらじゅうが非難してきた人たちで埋まり、
歩道もドロドロ、誘導員が「通らないでくださ~い!」と
足止めをするので、なかなか駐車場まで戻れなかった。
いつもなら自転車で5分の駐車場に数十分掛けて戻り、
車でKen’s千葉に向かった。
しかし、道路は大渋滞で全然前に進まない。
通る道路もあちこち亀裂が入り、液状化していた。
やっとKen’s千葉に着き、被害状況の確認。
施設的には大きな被害は無く、少し安心した。
隣のマンション越しに、コスモ石油向上の炎上事故の
煙と炎が空高く立ち上るのが見えた。
真っ赤なキノコ雲だった。
その日はKen’s千葉を拠点に各校の情報収集に費やした。
Ken’s四街道に向かった稲葉コーチからは、
停電で信号も点いていないので交通がマヒ状態との報告が入った。
Ken’s千葉周辺の道路も渋滞。
公共交通機関も止まったらしい。
帰宅出来なくなったKen’sのお客様も来られたりと
皆、大変な思いをしているのがよく分かった。
そんな夜をすごし、次の日、各校を回った。
オフィスの最寄り駅周辺は泥と段差だらけだった。
ニューオータニ幕張テニススクールのコートが液状化してしまった。
幸いにもどこのスクールでも怪我人は出なかった。
不幸中の幸いである。
照明設備の修復については手配を終えた。
物流が乱れる中ではあるが、最短の再開を目指している。
Ken’sクルーも今自分たちに出来ることに一所懸命である。
お客様やお取引先様、テニス業界のお知り合いからも
たくさんのお電話をいただいた。
自分たちの大変な中、本当にありがたいことだと思った。
ワタクシ自身、両親も多くの親族も皆、東北なのだが、
やはりほとんど連絡がつかない状態が続いた。
一度は何とか無事の確認が出来たのだが、
その後も連絡がつかない状態が続いている。
自分の周囲の被害もあるが、
もっと大変な地方や人たちがたくさんいる。
一致団結して、この国難を乗り越えたい。
がんばろう、日本!である。
被災地の皆さん、がんばってください。
こんな中ではあるが、こんな時だからこそ、
また明るい話題を書いていけるようにしたいなと思う。
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