先日のセミナー終了後の懇親パーティー、
たくさんの方々とご挨拶をさせていただいたのだが、
名刺交換の際、こんなことをおっしゃる方がチラホラ。
ワタクシ 「はじめまして。よろしくお願いいたします」
相手の方 「あ、こちらはいつも・・・
いや、こちらこそよろしくお願いします」
マズイ、初めてじゃなかったのか?とも思ったが、途中で気付いた。
おそらく、ブログかつぶやきを読んでくださっているのだろう。
隠さなくてもいいのに。
それとも、ワタクシのブログ読んでるのは恥ずかしいことなのか?
ワタクシのブログは「週刊プレーボーイ」か、「GORO(古っ!)」ってか?
さて、スポーツでもなんでも同じだと思うのだが、礼儀は大事だ。
特に挨拶と感謝は大事。
野球は練習前、整列しグランドに挨拶をする。
練習後も整列しグランドに挨拶をし、感謝の気持ちを表す。
では、テニスではコートに挨拶をするだろうか。
学校のテニス部では、挨拶するところも多いのかもしれない。
ワタクシの高校でも、コートの出入りには挨拶をすることになっていた。
民間はどうだろう。
選手育成のクラブではそういうところもあるのかな。
一般のジュニアクラスではあまり無いのだろうか。
もちろん、初めと終わりのご挨拶をしっかりやるのは当然だが。
Ken’sのコーチで、出入りのたびにコートに
頭を下げるコーチがいるのかどうかは知らない。
体育会で育ってきたコーチはやってるかもしれない。
しかし、頭を下げるコーチのほうが少ないだろうと思う。
コートへの挨拶については、マニュアルで定めたり、
そのような指導もしていない。
コートそのものへの感謝は、その人の育ってきた背景、
人生観、テニス観によるものだと思う。
あくまでも心から湧き出るものであり、
強制されるものではないと思うからだ。
#もちろん、お客様へのご挨拶、働く仲間同士の挨拶は
別の次元で、何よりしっかりしなければいけないものであるが。
年代などでも違いがあるのだろうか、
コートへ挨拶される方もいる。
福井烈プロはコートの出入りには、
必ずコートに向かって頭を下げておられる。
イベントの際、何度もコートを出入りされる場合も
ほとんどの場合、一礼しておられる。
毎週一緒にテニスをさせていただいている川緑さんも、
必ずコートに向かって挨拶をされる。
ワタクシはしたりしなかったりだ。
ただ、「お願いします」「ありがとうございました」とは必ず言う。
(小声だけど)
長いテニスキャリアを持つ方ほど、そういう傾向があるような気がする。
テニスへの感謝、コートへの感謝、プレーできることへの感謝、
それらが一礼という形になってあらわれるのではないだろうか。
ちなみに、毎週一緒に練習をしている
ダニエル(アメリカ人)はコートに挨拶はしない。
おそらくこれは国民性の違いだと思う。
メジャーリーガーもグランドに挨拶はしないだろう。
メジャーにいった日本人選手は、グランドに入る前に一礼するのだろう。
日本球界に来た外国人選手は、グランドへのお辞儀はしないだろう。
それが「ベースボール」と「野球」の違いなのだろう。
ワタクシ個人としては、テニスに感謝をしているので
基本的には「挨拶推奨派」である。
グランドやコートへの挨拶をするしない、
どちらが良いとか、こうしろということではない。
しつこいようだが、湧き出るものがあればすれば良い。
「コートはコート、それだけのもの」ならしなければ良い。
でも、コートに挨拶なんてナンセンスなのかな?
これも、「ベースボール」と「野球」の違いのように
「テニス」と「庭球」の違いって言うのだろうか?
ちなみに、我が家の子供たちには練習前後の
コートの出入りは挨拶をさせている。
もちろん、練習開始時は揃って「お願いします!」、
終わったら、「ありがとうございました!」、
ラリーの順番が来たら、「お願いします!」、
アドバイスをもらった、必ず返事は「はい!」である。
練習中は基本的に敬語。
これは特にそう決めたわけではない。
彼らが勝手にそうしているだけ。
特に厳しくはない、普通のことだと思う。
テニスが出来ることへの感謝、そういう気持ちとスタンスは
忘れず大事にしてほしいなと思う。
古いっすか?
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