金曜夜、新宿にいた。
(社)日本テニス事業協会での会議の後、忘年会と称して、
いつもの焼き鳥屋でいつものように飲んだくれていたのだ。
ワタクシがお酒を控えていることを知ったDRKさんは、
ワインを2杯ずつ注文してくれるわ、
日頃から何かとお世話になっている同業他社の社長さんは
「ワイン、ボトルで頼もうか?」と言い出すわ、
親切な皆さんに囲まれて、いつも通りに酔っ払ってしまった。
で、これまたいつものように、DRKさんの「泣きますか!」
とのお誘いで、定番の栄寿司へ。
で、その栄寿司に行く途中にバッタリ。
ウイルソンの事業部長さん(左)とKen’s担当氏。
「えらい二人に会ってもうた・・・」
と顔に書いてあった。
というか、ハッキリそう言われた気もする。(苦笑)
二人の後ろは光って見づらいが、
いかがわしさ満点のアダルトショップ。
自社ブランドのウェア着込んでるくせに、
ふたりでこんな店に入ろうとしていたのか。(ウソです)
飲みに誘うも、「これから圭に会うんで」とアッサリ拒否。
明日からアメリカに戻って本格始動するので壮行会らしい。
ついていきたかったのだが、さすがにそれはまずかろうと諦めた。
そうか、錦織圭、いよいよ本格始動か。
今年のシーズン初めに怪我してから、
ここまで長かっただろう。
試合に出て勝てないならまだしも、何も出来ずに
ランキングが下がっていくのを見るのは辛かっただろうな。
とにかくまた一歩ずつだ。
頑張って欲しい。
錦織圭とウイルソンのラケット契約は、ジャパン契約ではなく、
シカゴ本社とのワールドワイド契約。
(だから、カタログでも他の看板選手たちと肩を並べているのだ)
これは日本人では初めてのことだそうだ。
たしか契約期間は3年。
もうすぐ契約更新がやってくる。
怪我での戦線離脱が長かったから、
やっぱり条件は厳しくなるのだろうか?
もともとラケットの契約相場はさほど高額ではない。
グランドスラムでの成績やツアー優勝など、
基本額の以外のインセンティブ比率が高いんだそうだ。
(契約金が高額なのはウェア契約だって)
当然ながら、他メーカーも圭との契約を狙っているから、
水面下では激しい駆け引きが繰り広げられているだろう。
あるメーカーの開発担当者などは、非常に細かく
圭のラケットスペックを知っていた。
ウエイト・バランス・ストリング・テンションはもちろん、
USオープンの1試合ごとのセッティングまですべて把握していた。
どうやってそんな情報まで・・・と、
契約争奪のすごさを垣間見たような気がした。
選契約金だけで言えば、ウイルソン以上の
条件を出すメーカーもあるだろう。
しかし、選手にとっては大事な商売道具。
当然ながら金銭的な条件だけでは決まらない。
製品のみならず、サポート体制や信頼関係も重要だろう。
BLXの発表会では、
「ウイルソンには感謝しているし、BLXもとても気に入っている」
って言ってたし、関係は良好なのだろう。
新しい武器BLXで、また活躍してくれることを心から願うばかりだ。
頑張れ、圭!
コメント