ご対面

先日の帰省の際、実家の車に乗った。
何気なくセンターコンソール(肘掛け)を開けた。

Dsc_473109

車載電話?
操作はナビの液晶パネルとハンドルのボタンで出来るようだが、
いったいいつの時代の車なんだって感じだ。
ホント、久しぶりに見たよ。

さて、松原コーチの小音量ギター製作も無事に終わったようだ。

で、ワタクシも久しぶりの対面をした。
今や倉庫と化した、以前のワタクシの部屋をゴソゴソと漁ると、
これまた物置と化した暖炉(みたいなところ)の奥で発見。

Dsc_494009

懐かしい。
ケースに貼ってあるFirestoneのステッカーも健在。
(当時、何故これを貼りたかったのかは不明)

恐る恐る開けてみる。
Dsc_494209

おお、全然イケテルじゃないか。

Dsc_494309

中学校の入学祝に買ってもらった。

それまでは、TVジョッキーの景品でも貰えないような
安っぽい、白いクラシックギターしかなかった。
初めて手にしたちゃんとしたギターがこれだ。

Dsc_494509

井上陽水が使っていたギルドのギターに憧れて、
ピックガードは自分で交換した。(ズレてるけど)

弦を止めるピンも交換した。
1本だけオリジナルの白いピンなのは、
単に折れちゃったからで、特に意味は無かったと思う。

ヘッドには無数の傷。
Dsc_4948069

ブリッヂも欠けている。
「この傷はあの時倒してついたもの」など記憶が蘇る。

ケースの中を探ってみたら
Dsc_495309

ハーモニカだ。
残念ながら中身は無かった。
ハーモニカホルダーをつけて、吉田拓郎のマネしてた。(赤面)

藁半紙に印刷された譜面も入っていた。
Dsc_495709

初心者練習用譜面だろうか。
これで練習した記憶はまったくない。

このギターを手にしていちばん最初に演奏したは、
「あのねのね」の「空飛ぶ円盤の唄」だ。

 ♪空飛ぶ円盤が~、キ~ンキ~ンと飛んできた~♪

譜面は「明星」の歌本だった。(若い人には分からないか)
ワタクシのギター人生、最初の一歩が間違っていたような気がする。

Dsc_494909_3

このギター、どうやら1974年製のようだ。

ボディにもヘッドにもネックにも装飾も無い
見るからに低グレードモデルだ。
おそらく1万円くらいだったのだと思う。

ちなみに冒頭のギターケースは新聞配達をして買ったもの。
たしか15,000円くらいしたはず。
ケースのほうが高いのだ。

しかし、欲しくてたまらなかったギター。
買ってもらった時は本当に嬉しかったのを覚えている。
(親も無理して買ってくれたのだろうと思う)

おそらく持っている中でいちばん弾いたギターだ。
すごく良い音が出るってわけじゃないけど、
このギターだけは手放せないな。

そのまま置いてきたけど。

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP