内藤とか桑田とか

ボクシング、内藤大輔が4度目の防衛に成功した。

すごい試合だった。
ほとんどクリンチが無かった。
互いに一歩も引かずに打ち合った。

内藤も強かったが、挑戦者の山口が素晴らしかった。
内藤のパンチが何発も当たっても倒れない。
それどころかそれ以上の手数のパンチ打つ。
内藤は、「なんでコイツ倒れないんだ?」って
思ってたんじゃないかな。

最終ラウンドなんか、もう感動だった。
解説も「これぞボクシング!」だって。
ワタクシ、ボクシングは詳しくないが、
素晴らしい試合だったと思う。

次の日、TV出演した内藤が言ってた。

 「すごく気持ち良い試合だった」

勝ったからってだけじゃないと思う。
勝ち負けじゃなくて、「気持ちの良い勝負」なんて
素晴らしいじゃないかと思う。
やっぱりスポーツは最高だ。

夜、TBSの特番「カリスマ白書」を観た。

巨人が清原を蹴って桑田指名した
問題のドラフトの真実を追ったものだった。

ワタクシ、江川問題やこのドラフトあたりから、
世間の雰囲気同様、アンチ巨人になったように思う。
まあ、もともと野球に興味が無いってのもあるが、
桑田がどうしたとか、清原がどうしたとか
あまり興味も無く生きてきた。

桑田が巨人を離れ、メジャーに挑戦したあたりから、
なんとなく気にするようになった。
メディアでの発言も耳にするようになり、
ワタクシの知らなかった野球人としての桑田を
少しだけ知ることとなった。

そして引退。
新庄のような華々しさとはまた違う、美学を見たような気がした。
後を追うように盟友 清原も引退。
長渕剛の歌はちょっと長かったけど、やっぱり感動した。
やはりひとつの道を突き詰めた男はカッコいいなと思った。

で、あのドラフトへの桑田の思い。

何故、桑田があの選択をしたのかが、
縺れた糸が解けていくように分かった気がした。

あれが本当に真実なのかは分からない。
もしかするとTVの演出なのかもしれない。
でも、桑田の涙は本物だったと思う。
観て良かった。

桑田は来春に向け、早稲田の大学院を受験するようだ。
スポーツビジネスを研究したいとか。
将来は巨人の監督になるのかな。
球界を牛耳っているドンに翻弄されないことを祈りたい。
あれは老害である。

あ、あとイチローも相変わらずカッコよかった。
やることなすこと、すべてカッコいい。
ただ、服のセンスはどうなんだと思う。

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