Wilson [K]BLADE98 真剣試打!

バレンタインですか。
そんなの関係ねぇと思っていたら、
長塚京子ちゃんプロが遊びに来て、チョコをくれました。

Nagatsukachoco
ありがとね!
多分、ウチの子供たちに食べられちゃうけど。

他にも本社スタッフ、Ken’s千葉フロントの皆さんもありがとう!

さて、オフィシャルの試打会では時間が無くてあまり打ち込めなかった
ウイルソンの新製品ラケットですが、 Ken’sに届いた試打ラケットで
マッチ練習をしてみました。

今回届いた試打ラケットには、ジョコビッチ、ツォンガ使用の
[K]BLADE TOURは無かったので、一番感触の良かった
[K]BLADE98を試してみることにしました。

HEADの振動止めはゴメンなさい。
まあ、お約束ってことで。
Kb9800
[K]BLADE98

フェイス:98インチ
ウエイト:約304g
バランス:約325mm
適正テンション:50~60ポンド
フレーム厚:21mm
全長:27インチ
ストリングパターン:18×20

ワタクシの好きなフラットビームです。
Kb9803_2
ただですね、最初の写真でも分かるとおり、
スロート部はスクエアなフレーム形状なのですが、
フェイス部のフレームはラウンド形状。

これは少し残念。
個人的には潔く全周ボックス形状にして欲しかった。
やはりプロスペックに近いモデルですから、
ハードなフィーリングが欲しいななんて思うわけです。
(って、ハードになったら、扱い切れるのか?)

横から見た図。
Kb9802
フラットビームです。
だからこそ、ラインなどのデザインもシェイプせずに
フラットだと良かったなぁ。
(かなり勝手なこと言ってます)

このBLADEシリーズは使用プロ選手も多いことで分かるとおり、
若干ハードスペックのモデルです。

振れば飛ぶし、振らなきゃボールはネット前で失速します。
スピンもしっかり掛けるつもりで振らなきゃいけない。
勝手に引っ掛かって、スピンがきいちゃったなんてことは
基本的にありません。

打球感は「面」でボールをしっかり捉える感じ。
飛び系のラケットだと、ボールの芯(中心部)だけを
スッコ~ン!と打ち抜いたような感触がありますが、
このモデルはその逆。

ボールの外周も含めた全体をフェイスで捉えて
自らのスイングで打ち出していくようなフィーリングです。
このあたりは、BLADEシリーズの真骨頂であります。

正直、楽ではないですが、速いサービスに対して
フラットにフェイスを合わせて、バチッっと返した時の快感は
この手のラケットならではのもの。
フレームの厚い飛び系のモデルでは味わえません。

フェイスも98と扱いやすいサイズ。
ある程度のオフセンターショットも許容してくれますので、
そこそこの安心感もあります。

ワタクシ、ラケットを選ぶ際、バランス&取り回しやすさを
選択基準として重視します。
あくまで、ウエイトではなくバランスです。
いくら全重が軽くともハンマーバランスは苦手。

手首に故障を抱えているので、スイングの微妙な調整を
手首の動きでカバーしようとしたときに、
ヘッドが重いと負担が掛かるからだと思います。
全体のウエイトは腕全体の大きな部位の筋力で何とかなりますが、
手首などの小さな部位の筋肉に負担を掛けたくないのです。

そういう意味でも、304gのウエイトと32,5mmのバランスは絶妙。
まったく重さを感じずに振り回すことが出来ます。
むしろ、300gを切っている[K]TOURのほうが違和感を感じたほど。

スピン性能に関しては、ストリングパターンのせいか、
サービスやパッシングショットでスピンを掛けたい時に、
ストリングで引っ掛ける感じはあまりありません。
あくまでフェイスでボールを捉えて、潰して転がすイメージです。
軽いスイングで、パシュッ!とスピンを掛けよと思っても
ネットに引っ掛かるのがオチだと思います。

このウエイトのフレームに違和感の無いスイングパワーを持った
プレーヤーならかなり頼りになる1本だと思います。
しっかり厚い当たりで打っていきたい方にはお勧めのラケットです。

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