いよいよ、USオープンの朝、窓の外を見れば、ザーザー降りの雨。
観戦は今日だけなのに、まったく、稲葉の日ごろの行いが悪いから・・・。
予報は良くなると言ってるけど、あまりに降っている。
あきらめ気分で、一応会場に向かうことに。
地下鉄が地上に出ても、一向に降り止まず。
というか、むしろ強くなっている。
そのまま見ていても仕方ないので、会場に向かうことに。
と、何だか少し小降りになったような。
そして、少し明るくなってきたような気も。
何と雨が上がりました。
これもすべてワタクシの行いの良いおかげ。
厳重なセキュリティチェックを受けて会場に入ります。
稲葉コーチは引っかかって、ボディチェックに連れて行かれました。
多分、人相が悪かったのだと思います。
その後、セキュリティから開放されて、すっかり観光気分の稲葉コーチ。
ロディックとハイタッチしてます。
両脇のセレナとビーナスも苦笑い。
せっかく雨もあがったことだし、
また振り出す前に試合を観ようとセンターコートへ。
オープニングマッチはエナンです。
相変わらず強い。
あっという間に相手を圧倒。
完勝でした。
エナンはまだ来日経験がありませんが、
今後も日本の大会に出るのは難しいのではないかとのこと。
どうやら、日本の主要な大会の時期に、母国ベルギーでの
トーナメントがあって、いつもそちらを優先しているそうです。
気になったものがありました。
これ、たくさんの人が耳につけているのです。
US.Open RADIOと書いてあります。
聞いたら、アメックスの会員に配っているようです。
どうせ英語だし、分からないから良いです。
アザーコートをフラフラしていると、
浅越さんが試合をしていました。
彼女にとっては引退の大会。
杉山選手をはじめ、日本選手陣も応援に来ていました。
試合は残念ながら負け。
浅越選手の選手生活が終わりました。
お疲れ様でした。
センターコートに行く途中、人だかりがしているので
のぞいて見ると、セレナが練習中でした。
サイン攻めにあってました。
コーチはミスターテニス、ジミー・コナーズです。
試合後、サイン攻めにあってました。
スゴイ人気です。
ロディック以上かも。
その後、外のUSTA(アメリカテニス協会)のブースでも
コナーズのサイン会と撮影会。
係員に、「入っていいか?」と聞くと、
「DVDを買った人だけ」と言われました。
もちろん、買いませんでした。
グランドスタンドではバグダティス。
非常に柔軟なテニスをします。
やはり強さは本物です。
さて、いよいよナイトセッションに突入。
アガシの登場です。
と、その前に恒例のオープニングセレモニー。
まずは、ダイアナ・ロスが歌を歌ったりします。
その後、テニス界のスーパースターの登場。
ちょっと分かりづらいのですが、ビーナス・ウイリアイムズ、
クリス・エバート、ジョン・マッケンロー、ジミー・コナーズです。
分かりやすく、ビジョンに映し出された映像を。
貴重なスリーショット。
エバートは今も変わらずキレイ。
コートに星条旗が広げられたり、
花火が上がったりと、ド派手な演出。
今回はビリー・ジーン・キングさんをフューチャーしたセレモニー。
このナショナルテニスセンターの名前が、
「ビリー・ジーン・キング テニスセンター」になるようです。
ロイヤルボックスには、ナブラチロワと
メアリージョー・フェルナンデスの姿も。
いよいよ、アガシの登場です。
今までいくつかのグランドスラムを観ましたが、
こんなに盛り上がった試合は観たことがありません。
そりゃそうです。
アメリカテニスの一時代を築いたアガシが引退する大会、
つまり負けたところで引退ですもんね。
とにかくスタンディングオベーションの嵐。
1ポイントごとにスゴイ盛り上がり。
試合は大激戦を制して、アガシが勝利。
色んな意味でスゴイ試合というか、強いアガシでした。
試合中、アガシがこっちの方を向いてガッツポーズをするので
何かなと思ったら、後ろのボックス席に奥様のグラフがいました。
最後ですもんね。
試合後のインタビュアーはマッケンロー。
これまた貴重なツーショットです。
試合終了後、コートのところまで降りてみました。
う~ん、テニスしてみたい。
結局、試合が終わったのは深夜1時。
地下鉄はなかなか来ないし、やっと来たと思ったら、
途中で20分以上止まるし、ホテルに戻ったのは3時過ぎ。
そのままこれをやっているので、5時になってしまいました。
朝早く空港に行くので、寝ないことにしました。
ということで、今回の視察は終了。
明日、帰国の途につきます。
稲葉コーチはまだ帰りたくないようなので、置いてきます。
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